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タイ プミポン国王即位六十周年慶祝式典行われる

 タイのプミポン国王(七八)の即位六十周年の慶祝式典が六月十二日十三日にわたり行われた。この式典には、各国の国王、王族、皇族が招かれ、日本からも天皇皇后両陛下が参加された。
 式典にあわせ、タイ国内では、プミポン国王の色とされる黄色に、国王宮をデザインしたTシャツや衣服が販売され、又バンコク市内では、電信柱や歩道橋、各寺院、公共施設にいたるまで全てに、タイの国旗と、プミポン国王の慶祝を表す黄色の旗が飾られ、国を挙げての祝賀ムードに包まれた。
 慶祝儀式の会場となった旧国会議事堂(アナンタ・サマーコム宮殿)のバルコニーから、プミポン国王が「国家の繁栄のためには、すべての国民が一致団結することが基礎となる」と述べ、立ち上がって王妃とともに手を振ると、集まった二十五万人の市民から「国王に長寿あれ」と声があがり、感動して涙をふく姿もみられた。タクシン首相は「六十年の在位中、タイは国王の英知と献身によって発展することができた」と祝辞を述べた。
タイで発行部数最大のタイ・ラット紙は十六日までに、読者などを対象にした調査を基に、同国のプミポン国王の在位六十年記念祝賀行事に出席した二五カ国の王族、皇族のうち「最も感銘を受け、最も洗練されていた」のは日本国の天皇、皇后両陛下だったと報じた。
 祝賀行事に出席した各国のロイヤルファミリーの特集の中で、両陛下はタイ王室と最も関係が深く「国民が最も(訪問を)待ち望んでいたロイヤルカップル」と紹介した。
 さらに、両陛下が十三日にバンコク市内のチュラロンコン大を訪問した際、大勢の市民が待ち受けたことも「まったく驚きではない」とした。
 バンコク市民のデン氏も、当社の取材に大して、「日本の天皇皇后両陛下が最も親近感を感じる」とし、「外国の皇族の中で最も敬愛する日本の天皇皇后両陛下が、わが国の国王の祝賀行事に参加してくれたことに感謝し、又、対国民として誇りに思う」と述べた。
 日本国とタイはアジアで皇族王族が残る数少ない国であり、同時に、日本とは、戦中戦後を含めて非常に友好関係を気付いてきたという感覚が、対国民の中にはあるようだ。また、周囲の国と、文化や言語、宗教が異なり、タイは特殊であるということなど、対国民が日本に対して親近感をもている理由は、複合的であるといえる。
 プミポン国王は、 一九二七年一二月に米国で生まれ一九四六年六月九日、兄王ラマ八世の急死で王位を継承、タイ国民の敬愛を集める。多数の死傷者が出た一九九二年の反国軍・民主化闘争「五月騒乱」では国軍と民主化運動の両当事者を王宮に呼んで仲裁、事態の悪化を防いだ。その後も農村振興や福祉事業など多くの王室プロジェクトを実施し、それらを成功に導いて国民の強い指示を得ている。
 

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