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南北停戦協定を白紙にした北朝鮮の戦争準備

南北停戦協定を白紙にした北朝鮮の戦争準備

 日本では尖閣諸島問題で日中韓の戦争が起きるという話がある。特に、中国国内でそのようにいわれていることから、中国においてそのようなことがいわれており、そして、中国に関していわれているために、日本のマスコミはかなりの確立で日本にそれらの危機感が伝わっている。
 しかし、実際に日中の戦争そのものよりも、危機が迫っているのをご存知だろうか。北朝鮮が韓国との南北停戦協定を白紙に戻し、その上で連日威嚇を続けているのである。実際に、「威嚇」でしかなく、その内容は基本的に交渉の材料でしかない。3月11日に、日本では東に本題紳士の慰霊祭が行われていたが、黄海では米韓軍事演習が行われ、その非に北朝鮮は停戦協定の白紙化を行ったのである。
 実際に、協定を白紙化してしまえば、その協定を再度締結するには、再度の南北交渉が必要であり、南北交渉が行われることになるのであるが、実際に交渉を行うとなれば、核兵器の廃棄や武装解除など、現在の問題のさまざまなことがぎぢいのぼることになる。当然にそれらに関しては、北朝鮮が許容できるものではない。要するに、一度白紙に戻してしまった場合、次の休戦協定は非常に難しい。ある意味で北朝鮮は「背水の陣」で休戦協定の破棄をしたのである。それだけ、北朝鮮の置かれた立場は悪化していると言うことに他ならないであろう。
 ある意味において、北朝鮮は軍事に金をかけすぎて財政が悪化しているともいえる。また金正日末期に、財政政策に失敗しばら撒き政策を行った結果、財政だけでなく国内経済も悪化したのである。われわれの感覚からみればおかしな話かもしれないが、金正日の末期は中国との関係がうまくいっていたために、北朝鮮がある意味でバブルがきていた。実際にその場ぶるそのものが、日本の経済から比べれば小さなものかもしれないが、比較級で訪れる経済のバブルは非常に大きくなった。しかし、財政の失敗で崩れていた国政を金正日のカリスマで押さえ込んでいたのでるが、その押さえが金正日の死去によって効かなくなった。
 その後を受けた金正恩は、すぐに闇市を閉鎖し、また軍や警察を差し向けて取締りを強化したのである。実際に、バブルが崩壊したときの対処法のひとつとして、「一気に共産主義化する」と言う方法がある。共産主義化して可処分所得がなくなり、全てが配給制になれば、バブルも何もない。北朝鮮はそのことを行ったうえで、その余った資産からミサイルや核開発を行ったのである。
 逆に言えば、北朝鮮において、ささやかながらバブルが発生していたのに対して、そのバブルを強制的に終焉させ共産主義化した以上、その共産主義、先軍政治は成功させなければならない。そのような国内の「人民」の目を避けるために、そして、そのイデオロギーを完遂するために、北朝鮮は「戦争の準備」を行ったのである。

連日威嚇の北、日本海向け短距離ミサイル2発

 【ソウル=中川孝之】韓国軍関係者は15日、北朝鮮軍が同日午後、日本海に向け、短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにした。
 射程120キロ・メートルの「KN―02」とみられる。米韓軍当局は、韓国で実施中の米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」に合わせた挑発行動とみて、追加発射の動きがないか、警戒を強めている。
 関係者によると、ミサイルは15日午後、北朝鮮の日本海側沿岸部から発射された模様。米韓のイージス艦などが演習中の韓国領海には着弾しなかった。「KN―02」は旧ソ連製の「SS―21」を北朝鮮が改良したもので、移動式発射台から、短時間の準備作業で発射されるため、偵察衛星などで発射を事前に察知するのは難しい。北朝鮮は過去にも発射実験を繰り返しており、昨年1月にも、日本海に向け3発を発射した。
 北朝鮮は「キー・リゾルブ」が始まった11日から、朝鮮戦争の休戦協定破棄を一方的に宣言するなど、韓国を武力挑発すると連日威嚇している。
 北朝鮮は3月上旬頃から、東西両沿岸沖の日本海と黄海に、船舶と航空機の航行禁止区域を設定しており、米韓軍当局は、短距離弾を発射する可能性が高いと見て警戒してきた。

読売新聞2013年03月15日22時59分
http://news.livedoor.com/article/detail/7504515/

正恩氏、延坪島砲撃の拠点で訓練視察

 【ソウル=門間順平】朝鮮中央通信は14日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が、2010年の韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃の拠点となった南西部の茂島、長在島に駐屯する砲兵部隊の実弾射撃訓練を視察したと伝えた。
 訓練の日時は明らかにされていないが、正恩氏は7日に茂島の部隊を視察。11日には韓国の白●島(ペクリョンド)対岸の部隊を訪れたことが伝えられており、北朝鮮が対韓国で南西部の前線を重視する姿勢が際立っている。(●は令の右に羽)

2013年3月15日(金)13時46分配信 読売新聞
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/yomiuri-20130315-00315/1.htm

ロシア爆撃機が日本列島周回=空自戦闘機が緊急発進―防衛省

 防衛省統合幕僚監部は15日、ロシアのTU95爆撃機2機が同日午前から夜にかけて日本列島を周回したため、航空自衛隊の戦闘機などが緊急発進したと発表した。ロシア機の日本列島一周は2011年9月以来。領空侵犯はなかった。
 統幕によると15日午前、TU95が朝鮮半島の東側を南下するのを自衛隊のレーダーが探知した。TU95は朝鮮半島に沿って飛行したあと、南下して沖縄本島の西を通過。
 太平洋上を日本列島に沿って北上し、北海道と樺太の間を通過したあと、日本海上空を飛行。大陸方向に飛び去った。 

2013年3月15日(金)23時16分配信 時事通信
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-15X704/1.htm

 そのように考えると、金正恩第一書記の動きは非常に象徴的な動きになっている。基本的には、軍隊の象徴となる部分の視察である。まさに縁坪島砲撃の根拠地である茂島、長在島に駐屯する砲兵部隊の視察は、まさに南北朝鮮戦争の再来を思わせるものである。白紙化した休戦協定を現実化するかのごとき錯角を北朝鮮国内の人々に印象付けるには、縁坪島砲撃のときの話をすべきではないのか。そのような動きをしっかりと行っているといえる。
 一方、短距離ミサイルの発射は、当然に黄海で行われている米韓軍事演習に対する「対艦ミサイル」の発射実験といってよい。米韓の軍事演習がまったく威嚇でないと言えばうそになるが、その威嚇に対して武力を持って威嚇をするという、完全な軍事的緊張感を持った内容であることは間違いがない。
 朝鮮半島非核化の六カ国協議における参加国ロシアは、ロシア国内の通信において「近々大規模な戦争が朝鮮半島で行われる可能性が大きくなり、ロシアは極東群を増強する」と言うことを伝えていた。残念ながら日本でこれを伝えたマスコミはないのであるが、ロシアそのものの内容は、TU95が日本上空を飛んだと言うことで、日本海および太平洋側にいる艦船に対する低圧および威力偵察、場合によっては爆撃などを想定した訓練を行ったものと解釈できる。この飛行機も大陸方面に飛び去ったと言うことから、ロシアと中国はある意味で今回の北朝鮮の動きに関しては同調した動きになっており、場合によっては「米韓日」と「中ロ北」の対立と言うこともありうるのではないかと考えられる状態になってきているのでる。
 さて、この問題に関して、日本の情報当局と言っても警察庁や警視庁、公安調査庁などさまざまに細分化されているのであるが、その情報当局は、残念ながら正確に全てを把握しているようではないようである。もちろんまったく情報をつかんでいないと言うものではないが、残念ながら民主党政権時の北朝鮮や中国などに対する情報入手経路は完全に閉ざされてしまっており、それらの除法ルートの再構築が現在進んでいるところと言うのが現状のようである。
 北朝鮮のこれらの動きに関して、あえて大きな動きをする必要はない。しかし、一方で、まったく情報も入れずに「日本は攻められるはずがない」などと高をくくっているのもおかしな話である。しっかりとした情報を入れ、その情報をなるべく客観的に解釈する姿勢こそ、日本をもっとも有利な立場に導くことだと考える。そのために、何をしなければならないのか。残念ながら民主党政権の3年3ヶ月の傷跡は簡単には元に戻らないようである。

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