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「アベノミクス効果で生活や趣向が変わるのか」マスコミの印象操作を二つ記事を並べてみる

「アベノミクス効果で生活や趣向が変わるのか」マスコミの印象操作を二つ記事を並べてみる

 今日は土曜日なので、基本的に軽めの話題で話を進めようと思う。
 アベノミクスということがいわれて久しい。実際に株価は上がり基調のまま(もちろん細かい上げ下げや銘柄別にはさまざまあるのであるが)であるし、円安傾向も変わらない状態になっている。民主党政権、野田佳彦氏が財務大臣のときに「慎重に見守る」と言って円高基調を放置したときと違い、デフレ経済をいかに脱却するかと言うことを主眼に内閣が団結して行っている。この点に関して、安倍内閣の支持率が上がっていることは間違いがないのではないか。実際に、街の中を歩いていてもアベノミクスへの国民の好感が明らかになっている。もちろん、その呷りを食う中国や韓国の経済、特に韓国の財閥企業の断末魔の足掻きはひどいものがあるが、実際に、それらの内容に関して、以前からこのブログで書いているように、他国の国益が損ねることは、日本にとって国益を得ている事につながるわけであり、韓国の感情が一時的に悪くなっていたとしても、それは日本国民にとって歓迎すべきことであって、安部政権やそのアベノミクスといわれる経済政策を批判する種類のものではない。経済政策を非難するのは基本的には存する人、または外国人であろう。
 もちろん、他の政策に関してまですべて安倍内閣の支持率が上がっていると言うことを言っているのではない。個別の政策についてはさまざまあると考えるが、少なくとも日本の景気がよくなることについて、否定的な見解を取り人はいないと言うことに過ぎない。
 しかし、マスコミはどうしてもそのような中でも「多角的な意見」として、批判的な意見を掲載したものである。特に、「鵜の目鷹の目」で安倍批判をしようとしているマスコミ各社は、何とかその内容を追っている。アベノミクスといわれる、支持率が上がっている経済政策に関してもそのうちのひとつである。
 何とか批判をしているのであるが、実際に批判をする点というのは、物価の上昇と給与(または所得)の上昇のタイムラグの部分しかないわけである。もちろんそれは単純リスクでるから、首相自ら経団連などに出向いて、組合のお株を奪うかのように賃上げ交渉(もちりん強制力はない賃上げ要請と言う形式である)を行うことになり、基本的には、「連合」の存在がかすんでしまう状態になっているのである。と言うよりは連合が支持する政党である民主党の政権よりも、所得や給与待遇の改善がスムーズに行われているという状態で、そもそも労働組合の存在意義やその政治姿勢に疑問がもたれる状態になる。
 ますます面白くないマスコミは、何とか批判する材料を見つけて、下記のような記事を書くと言うことになるのである。

花見弁当にもアベノミクス効果

 各地で桜が満開を迎える中、百貨店では弁当など花見向け商戦が佳境を迎えている。
 円安・株高による景気回復ムードの高まりで、昨年に比べて高価格の商品の売れ行きが好調だ。
 「いつもよりぜいたくに」。松坂屋上野店(東京都台東区)地下の食品売り場。夜桜見物に出かける女性会社員(25)は、京都・山城産のタケノコをぜいたくに使った1890円の花見弁当を選んだ。桜の名所、上野公園に近い同店では今月13日に特設売り場を設置。安倍政権の経済政策「アベノミクス」効果で積極的となりつつある消費者心理を見込み、弁当の種類を昨年より2割多い100種類に増やしたところ、1千円前後だった売れ筋の価格帯が「今年は豪華な2千円弱の弁当に移った」(担当者)。
 そごう・西武も21日までの1週間で、行楽弁当などの売り上げが前年比約24%増。4千円台後半の豪華弁当にも予約が殺到した。酒類も高価格帯のスパークリングワインが好調で、担当者は「まさにアベノミクス効果」とほおが緩む。
 銀座三越(東京都中央区)は、アウトドア用のグリルなどをそろえ、「スタイリッシュなお花見」を提案。“ワンランク上”の花見需要の増加に対応した。アサヒグループホールディングスの花見に関する意識調査では、「必ず行く」「行くつもり」と回答した人の割合が4年ぶりにプラスに転じた。1人当たりの予算も「1千円台」が減り、「2千円台」が増え、消費意欲の高まりがうかがえる。

産経新聞 2013年03月24日07時57分
http://news.livedoor.com/article/detail/7527617/

アベノミクスで「安キャバ」崩壊?

 安倍政権の金融政策により、円安傾向が続いている。輸出産業は歓迎しているが、値上げ必至の商品も少なくない。具体的に何が値上がりするのか?
 まずはガソリンや小麦など、輸入頼みの製品。今年12月に145円/リットルだったレギュラーガソリンは、3月4日時点で156円まで上昇。円安が進めばさらなる値上げも避けられない。燃料費負担の上昇で、電気の料金も上がるだろう。海外旅行費用も上昇必至だ。さらに、エコノミストの門倉貴史さんによれば、意外な余波も…。
 「キャバクラが値上がりするかもしれません。中国人や韓国人を雇うキャバクラがありますが、円高のころは出稼ぎに来る女性が多く、繁盛していました。しかし、円安になると本国に帰ってしまうため、安キャバが減る可能性があります。キャバクラで出している輸入品のお酒も値上がりするので、料金に響くこともありえますね」
 ビジネスマンの憩いの場にも影響するとは…。しかし、円高でも円安でも困るとなると、適切なレートってどのくらいなのだろう?
 「基準は『購買力平価』。たとえば、同じハンバーガーが日本では200円、アメリカでは2ドルとします。この場合、ハンバーガーの購買力平価は1ドル=100円。同じモノを買えるということは、お金の価値も同じということなので、為替レートもそれに沿うのが適切。実際の購買力平価は、様々な製品価格を総合して算出しますが、2012年の平均購買力平価は1ドル=105円程度。つまり、現在はそのくらいが適当といえます」
 さらに、経済ジャーナリスト・今田真人さんに今後の動向を聞いた。
 「現在、政府は金融政策で日本の物価を2%上げようとしています。それが実現すれば、購買力平価も2%円安になり、1ドル=109円ほどになると思いますね」
 適切なレートと比べるとまだ円高というわけか。でも値上げするなら給料も…。
(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

R25.jp 2013年03月24日13時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/7528169/

 花見弁当のほうは「消費意欲が高まった」という話であり、特に批判ではない。一方「安キャバ」(このような単語があること自体知らなかったのであるが)のほうの記事は、「ビジネスマンの憩いの場にも影響するとは…」という書き方でわかるように、実際に賃上げのニュースがあるにもかかわらず、「憩いの場を奪う安倍政権」という感じの書き方になっている。同じ「消費」で「アベノミクス」を扱う記事で、ここまで書き方や印象が違うと言うのをあえて並べてみた。
 そしてひとつのことに気づくのでは中。花見弁当の方の記事は「すでに購入している・売れている」という結果論を記載しているのに対して、安キャバのほうの記事は、「料金に響くこともありえますね」と、可能性の記事で印象を捜査している。実際に高価なものが売れているという結果がありながらも可能性で批判をするという手法は非常に面白いのではないか。
 その上で、実際にデフレ期の「安ければよい」と言うデフレ商法から、当然にインフレ時期、これから景気がよくなる、同じものが値上がりするという状態での「インフレ商法」では当然に違う。
 単純にいえばデフレ商法は現在の価値を横並び的に比較して「安い」と言うことを書く。要するに将来にわたる価値観はまったく関係がない。同時に将来にわたる価値観を書けば悲観的な内容しかなくなるんどえ、当然に現在k地で貯蓄などに回したほうが良いと言うことになる。一方でインフレ時期の商法は、現在の価値で現在の金銭を持っていても、現金そのものの価値が下がる(値段が上がる)のであるから、当然に値上がりする物品や資産に形を変えたほうが良いと言うことになる。
 語弊はあるが、あえて身近なものに例えてみれば、米が100円であるとする。デフレ経済の場合は、明日は米が90円になるかもしれない。よって、本来ならば現在買わずに、明日い行為買えばよいし、必需品に関しては、現在の価値で最も安いところで買うことが「お得」と言うことになるのである。一方で、インフレ経済の場合は、明日は米が110円になるかもしれない。要するに現在の現金ですべて米に買えて、必要ならば明日売れば10円の利ざやを稼ぐことができるということを意味している。要するにそのような消費者心理を考えれば、インフレ経済のほうが購買量が上がるということになるのである。もちろん、技術品や家電製品など、日進月歩で機能が上がるものは別にして、不動産や耐久資材などはそのような状態になると言うことになるのである。
 現在「高級な花見弁当が売れる」と言うのはまさにこのようあ「インフレ商法に乗った」者であり、一方で「安キャバがなくなる」と言うのは、いつまでもデフレ商法をしていては淘汰されると言うことを意味しているのである。
 そのような根本的なインフレ・デフレを理解させずに、印象操作を行う記事を書くのはいかがか。ある意味並べて楽しむには良いが、実際に呼んで影響される人にとっては「マスコミに出されて損をした」とならないようにしなければならないのかもしれない。

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