« 「鉄の女」イギリス・サッチャー元首相の「意志の力」 | トップページ | 核戦争や地上戦闘ではない北朝鮮発の「ハッカー戦」に備えよ »

北朝鮮が緊張を高めることによって起こる各国のハレーション

北朝鮮が緊張を高めることによって起こる各国のハレーション

 今週は北朝鮮について書こうと思っているので、少々お付き合い願いたい。
 本日11日は、金正恩第一書記が正式に主任して一周年になる。さすがに今日の段階で何か大きな行動が発生するとは思えないので、今日は安心して北朝鮮のことを書いて見ようと思う。
 とはいえ、北朝鮮の戦争に関する内容やそのほかのことを書いてもあまり意味がない。そこで、北朝鮮が今回このようなことを行ったことに対する各国の対応を考えて見ようと思う。
 まず何よりも韓国とアメリカである。韓国とアメリカは、当然に北朝鮮に名指しされている「敵国」である。この「敵国」は、圧力をかけられ、威嚇されれば、それに対して身構えるのが普通である。しかし、「弱い犬ほど良く吼える」のたとえもあるとおりに、北朝鮮の威嚇も「アメリカや韓国が怖いから」そのようなことをしているということになる。本当に強いのであれば、そして戦争する気があれば、威嚇などを長々と繰り返す必要が無い。単純に宣戦布告して戦争を行えばよい話しである。しかし、それができないのは、戦争もしたくないし、戦争をすれば負けてしまう可能性がある。そのために、威嚇を続けているのである。
 逆にアメリカなどが「あまり威嚇はしないほうがよい」というだけで、何もしないのは、当然に、それを守るだけの自信があるからに他ならない。このように考えれば、アメリカや韓国に関しては、そのように考える。しかし、新聞の記事で言えばそれだけでなく、その余裕の蔭にはそれなりの活動をしている。当然に中国やロシアなどのほかの国との連携を図っているであろうし、また、この記事(下記)に書いてあるように金正恩第一書記の暗殺なども考えているはずであろう。ウサマ・ビン・ラディン氏の暗殺のように、行う可能性もあるのである。このようなときに「敵国」はなるべく早くそして被害を少なく価値を治めることを考えるのであるから、その行動に関しては簡単に予想ができるのである。

暗殺におびえる金正恩第1書記、警護を大幅強化―台湾メディア

  6日、北朝鮮の金正恩第1書記は、暗殺を恐れて自分への警護強化を指示した。同書記の最近の好戦的な態度は、不満がくすぶる軍部向けのパフォーマンスとの見方も。写真は北朝鮮北部、新義州の兵士。2013年4月6日、北朝鮮は最近、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の警護を大幅に強化。暗殺や軍事クーデターの発生を恐れる同書記の指示によるものだという。台湾中央社が伝えた。
 韓国朝鮮日報によると、首都平壌市内にある同書記の別荘など専用施設に100台の装甲車を配備。同書記が参加する行事の会場周辺には、自動小銃と手りゅう弾で重武装した兵士を配置した。また、護衛要員は武器を入れたリュックサックを携行するという。
 金正恩第1書記の移動ルートは最高機密であり、同書記の公開活動に際しては携帯電話が起爆装置に利用されないよう強力な妨害電波を流している。
 ある外交関係者は「正恩氏が軍部への束縛を強めれば強めるほど、軍部の反発は大きくなる」と指摘。昨年11月にも同書記の暗殺未遂報道が流れたが、北朝鮮軍部の内部抗争が原因との見方も。また、同書記が行った人事や提唱している経済自由化も軍部の不満を招いたとの指摘もある。最近の北朝鮮の好戦的な姿勢は、年の若い金正恩第1書記が「米国をも恐れていない」強い指導者であることを、軍部に示すためのものだと専門家は語っている。(翻訳・編集/本郷)

Record China 2013年04月07日20時50分
http://news.livedoor.com/article/detail/7571906/

中国外相、「北朝鮮情勢に重大な懸念」表明

 【北京=牧野田亨】中国外務省によると、王毅(ワンイー)外相は6日夜、国連の潘基文(パンギムン)事務総長と北朝鮮情勢について電話会談した。
 王氏は軍事的緊張が高まる現状に「重大な懸念」を表明したうえで、各国に冷静に対応し、緊張緩和に努力するよう求めた。
 また、同省の洪磊(ホンレイ)副報道局長は7日、北朝鮮政府が平壌の外国使節団に「安全を保証できない」として国外退去を勧告後も、「中国大使館は現地で正常に運営している」と発表した。

2013年4月7日(日)19時54分配信 読売新聞
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/yomiuri-20130407-00513/1.htm

スイス、朝鮮半島の緊張緩和に仲介申し出―中国報道

【新華社ジュネーブ】 スイス政府は朝鮮半島の緊張情勢を緩和するため、北朝鮮と関係各国との仲介を行う意向を示した。スイス通信(SDA-ATS)が7日付で報じた。
スイス通信はスウェーデン外務省報道官の話として、「現在のところ交渉の予定があるかどうかは把握していないが、南北双方が調停に同意すれば、スイス政府はこれを仲介する意向がある」と伝えた。
同報道官によると、スイス政府はすでに北朝鮮側にこの意向を伝えた。
また、スイス政府は現在のところ、北朝鮮に派遣した現地関係者を撤退させることを考慮していない模様だ。スイスは北朝鮮に大使館を設けていないが、事務所を置いている。
(編集翻訳 伊藤亜美)

毎日中国経済 2013年04月08日12時59分
http://news.livedoor.com/article/detail/7573540/

北朝鮮ミサイル 高まる威嚇に首相「国民の生命・安全守る」

 安倍晋三首相(酒巻俊介撮影) 安倍晋三首相は9日朝、北朝鮮が「10日にも日本側にミサイルを発射する」と平壌在住の一部外交官へ通告したことについて「日本政府として国民の生命と安全を守るために万全を尽くす」と述べた。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は「北朝鮮は国際社会に挑発的な言動を続けているが、われわれは冷静に関係各国と連携を取りながら、やるべきことをやっていく必要がある」と強調。「特に先般の国連安全保障理事会の制裁決議を実行していくことが必要だ」と語った。

産経新聞 2013年04月09日09時17分
http://news.livedoor.com/article/detail/7575935/

 アメリカ・韓国という敵国に関しては、わかりやすい。国民の安全を守ることが最も重要であり、その次に財産を守ることが政府の任務だ。そのように考えれば安倍首相が「日本政府として国民の生命と安全を守るために万全を尽くす」と発言したのは、日本国政府は、アメリカや韓国と同様に立場にあり、日本国は北朝鮮に対して守られる必要があるという認識である。
 では、もっとも微妙な国は中国だ。中国は自らが「宗主国」と思っているのだから、属国である北朝鮮が暴走をするのは非常に困った話になるのである。コントロール不能な状態になれば、中国が宗主国としてのメンツをつぶされることになる。一方で、コントロールが可能となれば、北朝鮮の行動は中国が主導していたことになる。それは最悪の場合アメリカとの全面戦争を意味する。このように考えれば、中国は「平常どおり」という動きをする以外にはないのである。「中国大使館は現地で正常に運営している」と中国の報道官が話しをするのは、ある意味で中国の「追い込まれた」対応ということがいえよう。
 では他の国はどうなのであろうか。ロシアも含めて「様子見」という感じではないか。そもそも戦争が始まったわけでもなければ、どちらかに被害があったわけでもない。もちろん、今までのいきさつを見れば、国連の安全保障理事会の批判決議などがあり、北朝鮮のほうが不利に見える。しかし、アメリカは大東亜戦争においても、アメリカ側が敵国に戦争を仕掛けさせるような状態になっている。そのために、北朝鮮が常軌を逸した威嚇を続けるには何らかのアメリカからのプレッシャーがある可能性もあると考えている。
 そこで、スイスのように「現在のところ交渉の予定があるかどうかは把握していないが、南北双方が調停に同意すれば、スイス政府はこれを仲介する意向がある」というように武力行使に至らない形での解決を考えているところも少なくないのである。当然に、イスラム諸国も、そしてパキスタンなどの各技術を提供していた国に関しても同じであろう。しかし、スイスの政府がこのようなことを言うということは、当然に、ヨーロッパでも北朝鮮、彼らから見た極東における一つの国の暴挙が気になってきているということを意味している。
 まさに、そのような内容が見え隠れする内容になっている。各国の対応によって今回の問題に関する温度差や、そしてその後の対応が見えてくるのではないだろうか。

|

« 「鉄の女」イギリス・サッチャー元首相の「意志の力」 | トップページ | 核戦争や地上戦闘ではない北朝鮮発の「ハッカー戦」に備えよ »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115684/57141003

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮が緊張を高めることによって起こる各国のハレーション:

« 「鉄の女」イギリス・サッチャー元首相の「意志の力」 | トップページ | 核戦争や地上戦闘ではない北朝鮮発の「ハッカー戦」に備えよ »