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核戦争や地上戦闘ではない北朝鮮発の「ハッカー戦」に備えよ

核戦争や地上戦闘ではない北朝鮮発の「ハッカー戦」に備えよ

 北朝鮮のことを書いてきた。
 しかし、ここで書いてきたのは、北朝鮮による武力行使に関する内容ばかりであり、実際に「目に見える戦争」と言うことができるのではないか。しかし、ここで中国のことで何度も書いているが、実際に戦争と言うのはそれ以前の「情報戦」や「外交戦」から始まるものであり、何の前触れも何もなく、いきなり引き金を引くと言うことは、よほど狂った指導者か戦争好きな指導者でなければありえないのである。
 クラウゼビッツの「戦争論」によれば、戦争は外交紛争の延長線上の解決手段でしかないわけであり、人間で言えば「口喧嘩でうまく解決できなかったから、ついつい手が出た」と言う類の者が多いと言う。もちろん、その「口喧嘩」の原因は古来さまざまなものがある。宗教や民族の対立や、権益や利益の問題、王族のメンツ、そして女性問題まで、戦争と言えども人と人あ争うものであるから、通常人と人が争う原因と言う内容も少なくないのである。その内容が通常の戦争としてそのような内容になっているのであり、基本的にその内容を見てみようと考えているのである。
 今回、北朝鮮が武力衝突の緊張度合いを上げているために、それ以前の「口喧嘩の原因」についてあまり言及されていないし、また、その「口喧嘩」そのものに関しても余り注目されていない。しかし、実際に戦争になればその原因があるのであり、その原因が何なのか、しっかりと見ておかなければならない。
 今回は間に「サッチャー元首相の死去」のニュースが入ったので、その原因のところは言及しない。その代わり「口喧嘩」そのものに注目をして見てみようと思う。要するに「情報戦」について、北朝鮮がどのようなアクセスをしているのか、と言うことを見てみなければならないのではないだろうか。

国際ハッカー団が北サイトから会員リスト取り出す…韓国人と思われる人も相当数

 国際ハッカーグループであるアノニマス(Anonymous)が北朝鮮の代表的な対韓国宣伝サイトである「ウリミンジョクキリ(我われ民族どうしの意)」をハッキングして取り出した会員名簿を4日公開した。このリストに韓国人と思われる人も相当数含まれていて論議が起きている。彼らの中には韓国内の大型ポータルサイトのメールや主要大企業のメールを会員加入に使った場合もある。「ウリミンジョクキリ」で2004年不法有害サイトに分類され、会員加入はもちろん接続も不可能だ。
 一部ネットユーザーは公開された名簿を親北朝鮮指向の政党・団体に所属した「従北名簿」と主張して暴露的に身元を公開して葛藤や反発が予想される。この日、アノニマスが公開したリスト(9001人)にはの名前はもちろん使用者IDや性別、メールアドレス、生年月日、パスワードなどが含まれている。特に「@naver.com」「@daum.net」など韓国内代表的なポータルサイトのメールを使う使用者も少なくなかった。また、サムスンやLG電子など韓国内企業のメールアドレスはもちろん中央・朝鮮・東亜日報など報道機関のメールで加入した場合もあった。
 アノニマスはこの日、テキストファイル共有サイトである「Pastebin」を通じて「昨日サイバー戦争を予告したにもかかわらず北朝鮮が新しい威嚇を加えたのでこの情報を公開する」として「この情報は中国に基盤を置いた北朝鮮の宣伝サイトである『ウリミンジョクキリ』の会員記録」と主張した。韓国政府関係者は「会員名簿だ」と明らかにした。これに対して保守指向団体所属ネットユーザーらは「名前やメールアドレス、生年月日を組み合わせてみると統合進歩党員、民主労組役員などの身元と一致する」として特定会員の身元をインターネットなどに公開している。彼らは「韓国の従北リストが公開されたので処罰せざるをえないのではないか」と促した
 NAVER関係者はしかし「NAVERの場合、実名ではなくても加入が可能で、NAVERメールを使用した人が必ずしも韓国人だと特定し難い」と明らかにした。ある企業関係者も「名前やID、メールアドレスなどが実際勤務している職員と一致しない」として「外部に余計な疑惑を与えるようで当惑している」と話した。ソウル中央地検イ・ジョンフェ2部長は「利敵サイトといっても利敵表現物を直接アップしたり利敵共助活動により北朝鮮を助ける活動をしなければ疑惑立証はできない」としながら「サイト加入自体だけでは国家保安法違反の有無を断定するのは難しい」と説明した。現在、ウリミンジョクキリのサイトは韓国内はもちろん海外からも接続できない状態だ。
 一方、アノニマスは2日(現地時間)北朝鮮政府に「サイバー戦争切迫」を明らかにして北朝鮮の主なインターネットサイトや政府イントラネットを無力化させると明らかにした。この団体は「金正恩(キム・ジョンウン)委員長の辞任、北朝鮮に自由民主主義体制の導入、核兵器に対する野望の放棄、国民に普遍的で検閲のないインターネット接続権の提供」などを北朝鮮に要求した。アノニマスは「私たちの要求事項を聞き入れない場合、初めはデータを消す水準で終わるかも知れないが、その次には『独裁政府』を消すことになるだろう」と主張した。

中央日報 2013年04月05日11時20分
http://news.livedoor.com/article/detail/7566400/

北朝鮮、アノニマスによるサイバー攻撃「韓国の仕業」と主張

 北朝鮮の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は8日、国際的ハッカー集団「アノニマス」を名乗るグループにサイバー攻撃を受けたことに関し、「南朝鮮(韓国)情報員をはじめとした傀儡(かいらい)一味による仕業」と非難した。北朝鮮が今回のサイバー攻撃について言及したのは初めて。複数の韓国メディアが報じた。
 報道によると、「わが民族同士」は編集局名義で「犯罪的なハッキング策動は何を示しているのか」と題した論評を発表。「わがホームページに対する今回の『アノニマス』によるハッキング行為は、インターネット活動に対する重大な犯罪行為であり絶対に許すことはできない」と非難した。
 アノニマスは4月4日、北朝鮮のウェブサイトやツイッター、フリッカーなど複数の関連サイトを相次いでハッキング。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を西遊記の猪八戒に模したコラージュ画像を掲載したり、「わが民族同士」に会員登録していた1万5000人分の個人情報を公開した。
 論評では、韓国が自国でサイバー攻撃が発生する度に北朝鮮と結びつけて内外世論を誘導してきたと指摘。「国際的なハッカー集団まで引き込みハッキング犯罪を敢行し、反共和国の謀略と従北騒動を起こしている」と主張した。(編集担当:新川悠)

2013年4月9日(火)11時57分配信 サーチナ
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/sech-20130409-20130409_00022/1.htm

 朝鮮半島の南北でハッキング戦争を行っているのである。ハッカー戦争は、まさに情報戦争の中で現状の最も最先端のものである。民間人でも行うことができる戦争といっても過言ではない。
 日本では、このハッキングの戦争を全く「戦争」とか「自衛権」という枠組みで考えていない。日本の場合は、基本的には情報で戦争を行うという感覚が無い。しかし、その情報で戦争を行う感覚が無いのに、すべての企業(軍需産業や作戦産業を含め)がコンピューター化しているという、いびつな状態になっているのである。このような状態でハッキングされ、その状態で、国内を混乱させられたり、自衛隊の指揮命令系統が混乱していては、どんなに優秀な武器や部隊を持っていても、北朝鮮に対抗することすらできないのである。実際に、コンピューター化された軍隊は、そのコンピューターがなくなってしまえば、烏合の衆になってしまう。その場合アナログの訓練をした軍隊のほうが強いことになってしまう。戦争は非常事態であるが、平時にはわからないシステムの脆弱性が非常時に明らかになっては手遅れなのである。
 特に、日本の自衛隊は民間のインフラを使って軍隊の補給をしている。兵站の調達から輸送もすべて民間の仕事である。そのことは、当然に、民間企業がハッキングされて補給兵站を行うことができなければ、その時点で武器弾薬から食料品や衣料品などの輸送ができず、戦争の継続能力がなくなることになるのである。
 まさに、ハッキングという「自衛権」と全く意識されていない状態の中において、日本の国防に大きくかかわる問題が出てきているのである。そのことを認識している人が少ない。
 今回、アノニマスが北朝鮮のシステムをハッキングした。ネット上で話題になっている日本のテレビ局の職員の名前が出てきたなどということは、それ自体は大きな問題ではなく、その名簿と同じレベルのセキュリティのほかの機密事項もすべて見ることができた、北朝鮮からすればハッキングによって見られてしまったということであろう。同じことが先日の韓国へのハッキングでも同じことが言えるのである。そして、そのレベルに入っていれば、当然に、民間企業、それが日本の大企業であってもその民間企業に関してはより甘いセキュリティになっているのである。
 日本において、民間活用は非常に強く言われており、また、経済の政界ではずいぶんと前から機械化、コンピューター化が言われている。しかし、実際にそれらのセキュリティということに関しては全くその内容が考えられていないということになるのである。
 スパイ防止法、またはそれら機密保護に艦s塗る法律と、ハッキングに対して国家レベルでの安全保障を考える必要がある。北朝鮮であってもハッキングをしてくる時代であるということを考えるべきではないのか。

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