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マスコミ批判に関する一考(165) 事実を伝えない韓国メディアの異常な言論空間

マスコミ批判に関する一考(165) 事実を伝えない韓国メディアの異常な言論空間
 メディアにおける言論空間というのは、その影響下において非常に大きな影響力を持つ。インターネットも一つの無い様になっているもののやはり新聞やテレビなどのメディアはそれに比較にならない程度の大きな影響力を持つ。
 これらのメディアの影響力は、一つには「取材力」そして一つには「信憑性」というメディア特有の信用によるものが、その影響力という点で大きな力になる。そのことによって頒布される内容は非常に大きなものとなるのであるが、それだけではなく、「同一性」と「相乗効果」ということがあげられるのである。
 メディア影響力の中の「同一性」というのは、要するに「仲間意識」のことである。仲間意識は、単純に言えば、共通の話題を持つにあたって、その内容を話すのにメディアの話題は最も適しているといわれているのだ。仕事を行うときに、昔の日本では「銀座とグリーン」ということをよく言う。この言葉の意味は、会議やプレゼンで物事が決まるのではなく、日本の場合は銀座要するに女の子といる酒の席、そしてグリーンようするにゴルフ場でリラックスした時に物事が決まるといわれているのだ。これは「接待」という意味ではなく、仕事以外の共通の話題で、相手を傷つけないということが最大の要因ということになる。男性同士の仕事の折衝が多かった昭和の日本は、当然に「女性」「酒」の話題は、本音で話しながら話を進めた方が良い。グリーンは、常にスーツという服装ではなくカジュアルなゴルフウエアを着ることによって、リラックスして話をすることができる。このように、本音で共通の話題を持つことが「仲間意識」を持つことが重要である。そしてもう一つの重要性が「そこにいる人が誰も傷つかない」という要件である。
 「本音」「仲間意識」「参加者が傷つかない」ということが、「同一性」のメディアの特徴であるといえる。
 もう一つのメディアの特徴は「相乗効果」である。要するにメディアの内容以上に「知っている」という話が「実は…。」という話から話題を持つことが可能だ。その内容は、「深堀りの情報」だけでなく、関連した身近かなエピソードなどでもよい。要するにメディアの話をする時に、メディアだけでなく、それを身近な話題として認識することによって、より親近感をまし、その「プラスアルファ情報」の「秘密の共有」を行うことによって、話題が増殖することになる。仲間の中で優位に立つには、より過激に、より幅広く話をする必要があり、そのために、中にはねつ造や噂話なども出てくる。基本的に「友達の友達」が出てくるのは、このシチュエーションといえるのである。
 さて、ここまで一般論で話をしてきた。この内容は、実は日本のメディアねつ造でも行われている内容である。しかし、それが「反日の」という枕詞がつくと、韓国の異常なねつ造メディアということになるのである。
「日本の中学は銃剣術が必修」韓国TVまたデタラメ 関係者困惑「まだ採用ゼロなんですが…」
 日本の中学校では「銃剣術」が必修化されている、まさに軍国主義の復活だ――韓国の大手テレビ局MBCが、ニュース番組でこんな「デタラメ」を放送した。
銃剣は、銃の先端に刃を装着することで、接近戦にも対応できるようにした兵器だ。現在でも各国の軍隊で採用されている。
 韓国の「報ステ」級番組が大誤報
 そんな銃剣を使った戦闘術(=銃剣術)が、日本の中学では当たり前のように教えられている――韓国の「報道ステーション」というべき人気報道番組「MBCニュースデスク」は2013年10月2日、こんなレポートを行った。
 「日本で今度は、銃剣術が中学校の必修科目になって非難の声が上がっています。軍国主義の残滓を復活させようという動きが続きます……」
 韓国美人のキャスターが眉をひそめる。画面が切り替わると、映し出されるのは旧日本軍での銃剣を使った戦闘訓練の様子だ。レポーターは、日本では2012年度から学習指導要領が「右傾化熱風」の中で変更され、銃剣術を含む武道が学校教育の場で教えられるようになったと語る。こうした動きに、一部市民団体からは反発の声が出ていると紹介した上で、神妙な面持ちでこう締めくくる。
 「中学校に入ったばかりの子どもたちが、本人の意志と無関係に銃剣術を学ばされているのです。軍国主義文化を復活させる動きが、執拗に進められています」(レポーター)
しかし「銃剣術」が中学校で教えられているなど、そもそも聞いたこともない話だ。何がどう間違ってこんなトンデモ報道になったのか。
 曲解に曲解を重ねた「捏造」報道
 問題の報道には、2つの意図的な「曲解」がある。
 まず問題の報道では、剣道に似た面と防具を着け、「木銃」を使って試合を行う「銃剣道」の映像が使用されていた。
 「銃剣術と『銃剣道』は別物です」――日本銃剣道連盟の鈴木健専務理事は、穏やかな口調でそう語る。
 現代の「銃剣道」は、戦後に旧日本軍で用いられていた戦闘用の「銃剣術」を元に、競技として再出発させたものだ。現在は試合も袴姿で行うなど「軍隊色」は薄く、剣道などと同じく心身修養的な「武道」としての色彩が強い。1980年以降は国体にも正式種目として加えられている。
 「我々としては、日本の伝統を継承する武道の一つとして『人づくり』に貢献することを目指しています。軍国主義の復活、などというつもりは全くありません」(鈴木専務理事)
 しかしMBCの報道では、両者を混同する形で報じている。
 実際に中学校で教えられる日は来るのか
 第2に、現在日本の中学校で「銃剣道」を教えているところはそもそも存在しない。
 学習指導要領は「武道」として柔道・剣道・相撲の3種目のいずれか1つを教えることを定めるが、これ以外の種目も上記3つに追加、ないし代替として教えることができる。しかし「そのハードルはかなり高い」(文部省担当者)ため、この3種目以外の武道を教えている学校はごく少数だという。
 そして銃剣道を採用している学校は、5月時点でゼロだという。「中学校に入ったばかりの子どもたちが、本人の意志と無関係に銃剣術を学ばされている」などというのは、もはや捏造の領域だ。
 ただし連盟では中学校での銃剣道採用のため、各地で普及活動を行い、またモデル授業を通じて指導方法を研究するなど、現在力を尽くしている最中だという。
J-CASTニュース J-CASTニュース2013年10月03日19時43分
http://news.livedoor.com/article/detail/8125642/
トンデモ記事量産の韓国 宮崎駿監督引退を安倍首相のせいに
 去る9月18日、『日本の安倍首相、26日国連で10億ウォン規模の慰安婦基金発表予定』というタイトルの記事が韓国の通信社「ニュース1」から配信された。
 国連総会の場で“慰安婦基金”を発表となれば日本国内でも大騒ぎになるはずだが、その手の報道は一切なし。どういうことなのか。評論家の室谷克実氏が説明する。
「日経新聞の『首相、国連総会で女性の人権重視表明へ』(9月18日)という記事に書かれた、海外紛争地の性暴力被害女性に対する基金に資金を捻出するという内容を、慰安婦とはどこにも書かれてないのに勝手に誤解して記事にしてしまったんです」
 韓国ではいま、安倍首相に関するトンデモ記事が量産されている。
 巨人の始球式に96代目首相として背番号96のユニホームを着た安倍首相が登場すると、「安倍首相、『背番号96』で憲法改正アピール!?」(朝鮮日報5月6日)と憲法96条改正にこじつけ、731の番号が打たれた自衛隊ブルーインパルス機に安倍首相が試乗すれば、「731部隊まで動員した安倍首相の極右妄動」(中央日報5月15日)と旧日本軍に結びつける。
 しまいには、スタジオジブリの宮崎駿監督の引退まで、「安倍政権の右傾化の歩みに失望したのではないか」(聯合ニュース9月2日)と言い出した。
 最後に、デマではないが余計なお世話だといいたいのが中央日報8月30日付に掲載されたコラム「半沢直樹の『倍返しだ!』……今の日本社会を反映?」。
「一時、『配慮』や『忍耐力』で象徴された日本人たちはどこへ行ってしまったのか。『半沢直樹』の絶叫を目にするたびに、近頃せっかちで無慈悲になった日本社会の一面を見ているようで、心中穏やかではない」
 せっかちで無慈悲……その言葉、そのままお返しします。
20131007ガジェット通信
※週刊ポスト2013年10月11日号
http://getnews.jp/archives/430469
 正直に笑ってしまう。
 韓国の「ねつ造」に「笑ってしまう」のは「簡単にわかる嘘」がねつ造のもとになっていることである。単純に、日本に「銃剣道」を教えている学校などはないし、宮崎駿監督の引退に「安倍の右傾化に失望」などということを書くこと自体、まったくわかっていない。
 しかし、考えなければならないのは、これらの内容が「嘘」であるということをいう韓国のメディアがないということが問題なのである。とはいえ韓国国内において、これらが100%信用されているというものでもない。韓国国内においては、当然に、これが「都市伝説」と化しており、ある意味で「あり得ない」とわかっていながら「面白がっている」部分があるのだ。
 その根本は、まさにメディア特有の「同一性」と「相乗効果」を狙ったマスメディアの捏造である。
 これを単純に「ねつ造でバカな韓国だ」と笑うことは簡単だ。しかし、これらが存在することそのものは、「銀座とグリーン」のように、韓国人の本音が引き出せる話題の中に「反日」が存在するということがある。単純に彼らの民族性の中に日本に対する「反日の話題」ということが、韓国人の中において韓国人のコミュニティ参加者をだれも傷つけることなく話ができるという共通の話題なのである。いや、正確に言えば「反日」ではなく、自分よりも弱く、文句を言ってこないものに対する「さげすみ」が彼らの中の共通の話題として存在し、それが、自らのステータスを守る自己満足と、その仲間である共通の話題としての内容である。逆に言えば、そのような話題をしなければ、韓国人が最低であるということを肯定しなければならないということなのである。
 とはいえ、日本人としてそのような状況を許すというようなことを主張する気は全くない。ある意味で「ねつ造しなければ反日一つ、または韓国人コミュニティの中の話題一つ作れないかわいそうな人々」として考えればよいが、問題は、その捏造を信じてしまう「善意の第三者」と、それを利用する日本国内の反日集団であるということが言えるのではないか。
 結局、国家においては「宣伝戦」ということがあり、その内容を単純に笑い飛ばしていても仕方がない。以前、トルコで「日本人はちょんまげをしている」といまだに思っている人がいたというし、また、イラクやパキスタンで「おしん」がいまだに日本にいると思っている人もいる。メディアの影響力はそこまで大きい。そのことを踏まえて、死かk理と否定する行動をとらなければならないのではないか。
 そのために、韓国の情報は得なければならない。そのうえで、これらの分析をしなければならない。そして、正誤をしっかりと判断しなければならないのである。メディア情報は、日本にいても入手が可能だ。そのメディア情報から、韓国人々の考えていることや性質を読み取る行為こそが日本人に必要なことであると思う。それがメディアの正しい使い方なのである。

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