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韓国大統領の退任要求デモにおける「宗教の政治的介入」における「韓国国民によるどこかに対する怒りの矛先」と「外患誘致」としての北朝鮮の存在

韓国大統領の退任要求デモにおける「宗教の政治的介入」における「韓国国民によるどこかに対する怒りの矛先」と「外患誘致」としての北朝鮮の存在

 以前、「韓国は恨(ハン)の国で、その恨みは1000年消えない」といったのは、朴槿恵大統領本人である。さて、今回、その「恨み」の矛先が韓国の大統領、つまり、この発言をした朴槿恵本人に向かっているのである。
  ことの発端は、宗教家で旧友の崔順実容疑者に対して、国家の機密情報が漏れていたということである。ここから、そもそも国政そのものに崔順実容疑者が介入していたということがあげられ、朴槿恵が国民の負託を受けて政治を行っていたのではないのではないか、というような感じになっているし、また、その内容に関して、の「予算」つまり、金の流れが不正に行われているのではないかというような話になっているのである。
  さて、そもそも、韓国の大統領と言えば、在職中にいなくなってしまうか、あるいは、親族が逮捕されるか、または本人が逮捕されてしまうということで、世界的にも稀有な例として挙げられている。李承晩大統領は任期途中に亡命していて二度と韓国に戻ることはできなかったし、その次の朴正煕は、任期中に暗殺されてしまう。それも、妻も暗殺されているのだ。盧泰愚大統領は逮捕、金大中・金泳三・李明博は、いずれも親族が逮捕されていて、政治的な発言権はなくなっている。特に、南北融和でノーベル平和賞を受けた金大中は、国民の間でかなり不満がたまっており、そのために、ノーベル平和賞を返せというようなデモが韓国国内で一気に噴出した。そして、廬武鉉は、大統領退任後検察の捜査を受けて、その最中に自殺したのである。
  韓国という国家は、何度もこのブログでは書いているように「戦争中」の「地域」でしかない。つまり、北朝鮮との間で、国境線は魅かれておらず「軍事境界線」というものがあるだけだ。
  大韓民国憲法第3条の条文は「大韓民国の領土は韓半島とその付随島嶼とする。」となっており、そして第66条3項には「大統領は祖国の平和的統一のための誠実なる義務を担う。」というような、統一に向けた条文が書かれている。つまり、統一していないということを憲法の条文内で見認めているのである。
  韓国側が戦争する気がなくても、「北朝鮮が攻めてくる可能性」はあり、そのために、大統領は76条で、「緊急事態には、法律に代わる大統領令を発布する権利」が認められているのである。
  その大統領の政治が、なんだかわからない宗教家の個人の意見で、国民が選んだわけでもない政策で、金も独占していたのである。

退陣要求数万人デモ=朴大統領に抗議-国政介入疑惑

 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領が、検察に逮捕された親友、崔順実容疑者の国政介入疑惑で窮地に立たされる中、ソウルでは5日、大規模な抗議集会が開かれ、大統領に退陣を求めた。韓国メディアによると、主催者側は10万人が集まったと発表(警察発表は約4万5000人)。参加者らは「到底我慢できない」「恥ずかしい」などと混乱する国政や大統領への怒りを訴えた。
 ソウル中心部の光化門広場では5日午後、断続的に集会が開催された。労働組合や市民団体からの参加者のほか、家族連れや学生らも駆け付けた。
 夕方には街頭行進が始まり、「朴大統領は下野しろ」などと退陣を求める声が上がった。警察当局は機動隊員ら約2万人を動員、大型バスなどで青瓦台(大統領府)に通じる道路を封鎖し、厳戒態勢を敷いた。
 ソウルに住むコンサルタントの朴景河さん(25)は、2歳の娘を連れて家族で抗議集会に初めて参加。「育児関係の予算が削減され、それが個人のポケットに入ったのではないか。衝撃だった」と、崔容疑者による財団資金流用疑惑に怒りをにじませた。
 京畿道水原市から参加したという高校2年の高芸彬さん(17)と催恵瑟さん(18)は「疑惑報道後、生徒同士で政治的な話をするようになった」と話した。崔容疑者による国政介入疑惑では「大統領が振り回されている。非常に恥ずかしい」と嘆いた。フェイスブックで集会を知ったという大学生(24)は友人と参加し、「国民の一人として不満に思う。検察も自らの役割を果たせていない」などと批判した。
 会社員の金柱萬さん(30)は恋人の女性と駆け付けた。「ドラマのような話が現実になった。腹が立つ。到底我慢できない」と憤りを隠さない。無職の柳周馨さん(60)も「海外では(大統領が)宗教にはまっていたなどの報道も出ている。あまりにも恥ずかしい」と嘆き、「大統領には責任ある行動を見せてほしい」と辞任を求めた。
 
時事通信社(2016/11/05-21:10)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110500210&g=int

朴政権混乱:北朝鮮「韓国打撃の好機」 欧州メディア淡々

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友による国政介入疑惑について、北朝鮮メディアは朴政権が事実上の崩壊状態にあるなどと連日、報じている。台湾でも関心が高い一方、欧州メディアは淡々と報じている。
北朝鮮
 【北京・西岡省二】北朝鮮指導部には、自国に強硬姿勢を取り続けてきた朴政権への拒否感が強く、今回の疑惑を「朴政権に打撃を与える好機」ととらえているようだ。
 労働新聞は先月27日、韓国各層から朴大統領への批判が噴出し、弾劾を求める声も上がっていると強調し、「現政権は事実上崩壊した」「総退陣せよ」と主張してきた。
台湾
 【台北・鈴木玲子】「親友の政治干渉スキャンダルはますます激しさを増している」。台湾紙は次々と浮上する疑惑を驚きを持って報じた。近年、旅行番組などの影響で台湾を訪れる韓国人旅行客が急増。昨年は対前年比約25%増の約66万人に上った。台湾では、韓国スターや化粧品、ファッションなどが人気を集める。ただ韓国政局より、投票が目前に迫った米大統領選挙の方が大々的に報じられているのが実情だ。
欧州
 【ロンドン矢野純一、ベルリン中西啓介】欧州の各メディアは4日、韓国の朴槿恵大統領が、親友による国政介入疑惑について謝罪したと電子版で報じた。英紙ガーディアンは、朴氏の政治家としての立場について「死に体(レームダック)になっている」と分析した。ただ、欧州では関心が低く、電子版だけで報じるメディアが多い。朴氏の親友の崔順実容疑者が逮捕されるまで滞在していたドイツでも関心はそれほど高くない。独西部フランクフルトの地方紙(電子版)は、崔容疑者が、独国内にホテルを1軒、スポーツ用品会社を1社、住宅を3軒所有していると指摘した。

毎日新聞 20161105
http://mainichi.jp/articles/20161105/k00/00e/030/232000c

 朴槿恵大統領は、「辞任する」などという気は全くない。辞任すれば、逮捕されて有罪になることは火を見るよりも明らかである。つまり、そのような自殺行為はしない。そもそもそのような勇気のある人ならば、旧友の宗教家などに何かを頼ったりはしないのである。
  北朝鮮にとっては、逆にチャンスである。
  いや、今混乱しているから攻め入るチャンスという意味もあるが、しかし、それ以上に「主教化に物事の判断を頼らなければならないような気弱な大統領に、新たな誘惑の手を差し伸べ、そのうえで、韓国を自由に操ることができる」のであるから、わざわざ戦争などをして、他の国、特にアメリカや中国を刺激することなく、平和裏に、北朝鮮有利な条件で朝鮮半島統一ができるということになる。もっと言えば、経済的なことや重要な部分だけを果実として取ることができ、それ以外のいらない部分を捨てるような「取捨選択」しての統一が可能になるということになる。
  北朝鮮において、最も邪魔なのは、「韓国の軍」と「アメリカの介入」と「中国の宗主国らしい立場」である。それを無視して、韓国の政府が自主的に北朝鮮の参加に収まるような形の統一ができるならば、それに越したことはない。その意味では、朴槿恵のような孤独で何もできない大統領が、その孤独にさいなまれて気弱になっているときが、最も良いのである。
  まさに、そのように考えれば、今こそ、朴槿恵を韓国国民は「ガード」しなければならないのであるが、残念ながら韓国の国民の中にそのようなことを考える人はいない。毎日のように膨れ上がるデモを見て、そのデモから朴槿恵を責め立てるようなことしかしないのである。
  さて、そのような「国際戦略」ができる人がいないのが、韓国の国際化、もっと言えば、ダメな国韓国を演出している最も大きな内容であるということが言える。そのように考えれば、今回の「ばか騒ぎ」ともいえる「退任デモ」を見ても、基本的には、韓国国民の視野の狭さを感じざるを得ない。国際的な中、特に近隣国との関係から、自分の政府がどのようにあるべきかを考え、そのうえで、まず朴槿恵を辞めさせ、そのうえで、朴槿恵に責任を取らせるというような「順序だったやり方」ができないのが韓国国民だ。このことは戦後賠償でも何でも同じ。全く話にならないのである。
  さて、まずか日本は「そのような国だ」ということを考えたうえで、その内容を今後の外交に行かさなければならないのではないか。そのような教訓が、しっかりと蓄積されていることを祈るしかない
 

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