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マスコミ批判に関する一考(319) 自分の左翼的政治主張を買い物雑誌で特集しなおかつそのことが参議院選挙で受け入れられなかったにもかかわらずまだまったく速射の糸を読みきれない「通販生活」の開き直り

マスコミ批判に関する一考(319) 自分の左翼的政治主張を買い物雑誌で特集しなおかつそのことが参議院選挙で受け入れられなかったにもかかわらずまだまったく速射の糸を読みきれない「通販生活」の開き直り

 あの、参議院選挙の時に「野党に一票」と露骨に野党支持を撃ちだした、買い物雑誌のはずの「通販生活」が、また沖縄の特集をすることが明らかになった。
  さて、参議院選挙の時もこの連載で取り上げたとおりであるが、この人たちはかなりおかしい。
  まず「戦争反対」ということは「右翼も左翼もなく、誰も戦争などはしたくない」のである。そのうえで、「安全保障法案」の解釈が「左翼的」というよりは「空想と妄想の世界になっている」ということであり、その「空想と妄想の世界」が、まさに左翼的政党と一致していることに問題を生じているのである。そもそも「安全を守るために」なにをしなければならないのかということが、「無抵抗主義」であるかのようなことを言っている。インドのガンジーか何かを崇拝しているかのようなことを言っているが、ガンジーの無抵抗主義によってベンガル地方の人々がどのような目に合ったのか、しっかりと認識し、その歴史認識の上に、「無抵抗・非武装」を推奨しているのであろうか。それならば、ベンガル地方に当たる人々を、この「通販生活の編集部とライターと読者」だけで構成してもらいたいものである。
  歴史には、「荷が当たっている表面の歴史」と「影の部分も含んだ真実の歴史」の二種類が存在する。歴史というのは、後世から見てみれば、「勝者が編纂した歴史」であり、その後世に語り継がれているものが、「真実の歴史」とは限らない。その歴史の解釈もまともにできず「戦争がまっぴらごめん=野党に一票」という方程式が成立すること自体がおかしなものなのである。そのおかしさが全く通じないということ自体がおかしなものである。
  同じマスコミであるのに「安全保障法=戦争法」とか、誰も行っていないのに「徴兵制になるに違いない」など、勝手な「個人的な妄想」を押しつけ、その誇示運的勝手な妄想から発生する価値観をそのまま押しつて、そして、半分は公共財である「公共伝達物」において、それも「全く政治的主張とは関係のない雑誌」において「偏向的政治活動を行う」ということの違和感を、理解できない人たちが、編集に携わっているということになるのである。
  このようなことをやるから、「マスコミ離れ」がより大きくなるのである。

「沖縄差別、まっぴら御免」 「通販生活」冬号が特集

 今年7月の参院選前に発売された通信販売カタログ誌「通販生活」は2016年夏号の参院選特集で「自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか」との特集を組んだ。買い物雑誌としては“異色”とも言える政治的なメッセージには、172人の読者から批判や質問が届いたという。「通販生活」はその批判や質問に対して、11月15日ごろ店頭に並ぶ2016年冬号で真正面から雑誌の姿勢を答えている。すでに定期購読している読者の元に雑誌は届き、SNSやインターネット上で話題になっている。
 冬号には、夏号への読者から寄せられた「政治的記事を載せている」「両論併記をしていない」「通販生活は左翼雑誌になったのか」などの批判の声を掲載した。これに対し「編集部からの答え」を掲載。「左翼雑誌」という批判に対して「戦争、まっぴら御免。原発、まっぴら御免。言論圧力、まっぴら御免。沖縄差別、まっぴら御免。通販生活の政治的主張は、ざっとこんなところですが、こんな『まっぴら』を左翼だとおっしゃるなら、左翼でけっこうです」とした。
 夏、冬号の特集について、通販生活で読み物編集をしている平野裕二さん(51)は「権力を点検、チェックをした上で批判するのはジャーナリズムとしては当然のことではないか」と淡々と語る。これまでも、自民党だけを批判するのではなく、民主党政権時には、民主党の原発政策に対しても注文を付けた。沖縄問題も頻繁に取り上げ、本土への米軍基地引き取り論も展開してきた。
 沖縄を取り上げ続ける意図について、平野さんは「沖縄には日米安保のしわ寄せがあると思う。日米安保を日本の人たちが賛成するならば、基地を引き取るべきだ。差別が当然だということには、われわれは嫌と答えるしかない」と語る。「買い物は平和じゃなければできない。買い物雑誌こそ平和であるべきだ」との理念の下、通販生活の編集部は記事を書き続けていく。(池田哲平)

琉球新報 20161027
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-383547.html

 はっきり言うが、そんなに政治的な主張をしたいならば、「通販生活」などをやめて、一介のフリージャーナリストになり、そのうえで、政治的な主張の雑誌か何かに投稿すればよい。自分の立場をそのままで、全く関係のない媒体に自分の政治主張を、それも正しくない自分の個人の「偏向的政治主張」を掲載することに、全く疑問を持っていないというのは、あまりにもマスコミを馬鹿にしているとしか言いようがない。そのうえ
  「戦争、まっぴら御免。原発、まっぴら御免。言論圧力、まっぴら御免。沖縄差別、まっぴら御免。通販生活の政治的主張は、ざっとこんなところですが、こんな『まっぴら』を左翼だとおっしゃるなら、左翼でけっこうです」とした。<中略>通販生活で読み物編集をしている平野裕二さん(51)は「権力を点検、チェックをした上で批判するのはジャーナリズムとしては当然のことではないか」と淡々と語る。<上記より抜粋>
  要するに、自分がなぜ批判されているかもわかっていない。苦情に対する理解力すらない。そのような人が読者の意向や、読者がどのような内容を期待しているかなどということも全く分かっていないということなのである。
  そもそも、マスコミといつのは、「発信者」と「受信者」の双方の意志が通じ合うことが必要であり、片方の意志だけで物事が決まるものではないのである。「受信者」が金を出して買っているのであるから、どちらかといえば、「受信者」の意向が強いのであり、「発信者」要するに、「雑誌の編集者の意志」などというのは、本来は二の次でしかない。そのうえ、その発信者が間違った認識をしていたり、その雑誌に期待されているような内容を完全に無視していたりするようでは、マスコミ全体の信用がなくなる。マスコミというのはそのようなものなのかというような感覚で、一般の人に思われてしまい、マスコミ全体が「傷つく」のである。
  はっきり言って、そのような「全体のこと」も何もわからないのが、このような左翼メディアの人々だる。
  上記のように「批判精神」などというが、それは良呂運平気で中立的な報道をしたのちに、政府など権力者の内容を批判的に見るだけの話であり、単純に「批判だけを掲載して批判精神である」などという偏向報道を容認するものではない。それでは左翼、または野党の機関誌でしかない。一方的な意思表示を世の中の人々が受け入れていないのは、すでに明らかなとおりである。
  そのうえ、夏の「自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか」という記事を出しても、実際のサイン銀選挙の結果はご存知の通り。要するに、このような特集を組んでも、全く国民、読者は「相手にしていない」つまりは、「誰も読んでもいない」し意識もしていない。要するに雑誌編集者の発信は「国民・読者の感覚と完全にずれてしまっている」ということになる。国民・読者のニーズにこたえられない雑誌編集者など、何の役にも立たない。それくらいのこともわからないで「個人のエゴ」「個人の妄想の価値観」を押し付けてくること自体がおかしいし、そのようなことが許されていることがおかしいのである。
  まあ、そのような「おかしい」ことが放置されているから、マスコミは全体として批判されてしまうのである。マスコミが、業界としてこのようなものに対して自浄作用を発することを期待する。

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コメント

ご指摘の内容は「通販生活」の中のほんの一部であるので、見たくない人は見てないんじゃないかと思います。琉球新報の様なマスゴミだからこのような事も記事になるが一般的には「ふーん」で終わる。
リテラみたいにすべてが反政府の様な記事であれば閉口してしまうが。
私は通販生活を読んでないからわからないが、読者の人は偏向記事目的でなく通販の生活に関する記事を楽しみにしているはずです。
よく一部の偏った記事によって、ここは駄目だと全体的に評価することはやめて欲しいですね。

投稿: やおよろズ | 2016年11月 7日 (月) 20時56分

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