毎年恒例、2016年10大ニュース「世界編」
毎年恒例、2016年10大ニュース「世界編」
昨日は「日本編」を行った。
恒例の「2016年の10大ニュース」である。
昨日の最後に「日本は比較的平和であった」ということを書いたが、しかし、世界のニュースはそのようなことはない。
要するに「世界の衝撃の波がいまだに日本に来ていない状態」ということが言える。
日本のニュースの中では、「あっまり政治的な大きな動きがなかった」という特徴がある。
要するに「政治的にあんてしていた」ということになる。
そのような場合は、「天災」や「事件」が上位を占めるということになる。
そして、心に余裕があるときは「開発」などの内容が上位に来る。
その意味においては、北海道新幹線の開業やポケモンGOなど、日本の国民には余裕のある内容が多く上げられたのではないかという気がしてならない。
もちろん、これで「世界中が同じように事件や天災」ばかりのニュースであるならば、世界中が秘話で安定していたということになろう。
しかし、世界のニュースはそのようになっていなかったということが最も大きな内容ではないかと思う。
とりあえず、ニュースを見てみよう。
《1》米大統領選でトランプ氏勝利
《2》英国民投票で「EU離脱」過半数
《3》韓国・朴大統領、友人女性の国政介入疑惑で窮地に
《4》ノーベル文学賞にボブ・ディランさん
《5》「パナマ文書」公開で各国に波紋
《6》オバマ米大統領がキューバ訪問
《7》北朝鮮が初の「水爆実験」実施発表
《8》ロシアの国主導でのドーピング認定
《9》ミャンマー新政権発足。スー・チー氏は事実上トップの国家顧問に就任
《10》キューバのカストロ前議長死去
さて、正直な話《4》ノーベル文学賞にボブ・ディランさん、《8》ロシアの国主導でのドーピング認定、《10》キューバのカストロ前議長死去の三つ以外は、すべて「政治関連」である。
それも、「政治の大きな変化」を表している。
例えば1位のトランプ勝利に関しても、今までの民主党から共和党に大きく変わったということを意味し、アメリカの青磁が大きく変わることを意味している。
また2位の、イギリスが国民投票でEU離脱を決断したことは、ヨーロッパが長年続けてきたヨーロッパ連合対という枠組みが、大きく崩れ始めたということを意味している。
この二つによって、アメリカとヨーロッパちう二つの大きな政治システムが変わったということを意味しているのであるから、非常に大きなものであろう。
第三位に関しても、何回かブログでは取り上げたし、これから有料メルマガで書くことになるが、イギリスの国民の多くが、韓国の政治の変化を求めているということであり、当然に、その政治の変化を受け付けなければ、暴動や革命につながるという感じがするのである。
パナマ文書は、IS関連の資金源などに非常に大きな問題になっているし、またキューバ訪問は、長年の中米の不安定要素が無くなったということを意味している。
東西冷戦以来の大きな枠組みが変わり、新たな世界秩序が生まれようとしているようにしか見えないような気がするのである。
その中で必死に独自色を表しているのが北朝鮮であり、その独自色の「切り札」として核兵器を使おうとしている。
また、ミャンマーは、今まで中国の影響下にある軍事政権から欧米の民主化勢力によって大きく変化したということになるのではないか。
そのように考えれば「アメリカ」「イギリス(ヨーロッパ)」「東アジア」「東南アジア」ということろが、大きな変化に巻き込まれて変わりつつあるという感じになって聞いたのではないか。
そのような観点で、11位以下を見てみよう
〈11〉フィリピン大統領にドゥテルテ氏就任
〈12〉仏でトラック突入テロ、85人死亡
〈13〉ジカ熱でWHOが緊急事態宣言
〈14〉エクアドルで大地震、死者660人超
〈15〉仲裁裁、南シナ海の中国主権認めず
〈16〉イタリア中部で大地震。死者約300人
〈17〉ボクシング元王者モハメド・アリさん死去
〈18〉タイのプミポン国王死去
〈19〉ブリュッセルで空港・地下鉄同時テロ
〈20〉米フロリダで銃乱射、49人死亡
さて、
このよう鵜に見てみると「テロ」を事件撮るか「政治」とみるかで大きく変わってしまうのであるが、実際「政治」とみれば、かなり多くが政治に入ることになる。
11位のフィリピン、12位のフランスニースのテロ、15位の中国の仲裁裁判敗訴、19位のブリュッセル地下鉄テロ、そして20位のフロリダ銃乱射テロ。
20位までの間に5つが政治関連ということになるのである。
そして、この20位までの間に、中国の内政のことが入っていないということになる。
中国は南シナ海における仲裁裁判所の敗訴だけが大きな問題になった。
しかし、その国内の内容が、あまり大きく報道されていないだけであり、実際は経済の問題や国内のテロも多発している。
年間の政治目的のデモ行進などはすでに20万件をとっくに超えてしまっていて30万件を超えいているという推定値も出てきている。
11月には、退役軍人のデモが北京で行われるなど、軍人退役軍人もデモに参加するようになり、非常に危険な状況になっているのである。
それでも、なぜか日本の報道機関は中国の不利益をあまり報道しないような状況になっており、そのために、北京のデモなどもあまり報道しないので、日本の新聞読者の記憶の中に入らないということになってしまっているのではないだろうか。
このように考えると、世界は、非常に大きく動いていて、その非常に大きな動きの中において、日本だけが平和であったかのような気がしてならない。
いや、日本はその影響を受ける寸前まで来ているのであるが、残念ながら、日本の報道機関がそれらのことをあまり報道しないので、日本人は事前に備えることができるのに、まったく備えることができない状態にあるというような状況になってしまっているのではないだろうか。
これでは困ってしまう。
そのために様々な情報を得なければならない。
いわゆる「手例や新聞しか信じない人」は、このような政界の動きに全く気付くことが無くなってしまい、そのために、危険を事前に察知することができないというような感じになる。
それでは、そもそもの「報道」は「誰のために報道をしているのか」というような感じになってしまうのではないだろうか。
世界は非常に大きく動いている。
その動きは「新たな秩序」に向かって動いているという気がしてならない。
日本は、その「新たな秩序」の中心にいることができるようになればよいのではないか。
そのように思うのである。
恒例の「2016年の10大ニュース」である。
昨日の最後に「日本は比較的平和であった」ということを書いたが、しかし、世界のニュースはそのようなことはない。
要するに「世界の衝撃の波がいまだに日本に来ていない状態」ということが言える。
日本のニュースの中では、「あっまり政治的な大きな動きがなかった」という特徴がある。
要するに「政治的にあんてしていた」ということになる。
そのような場合は、「天災」や「事件」が上位を占めるということになる。
そして、心に余裕があるときは「開発」などの内容が上位に来る。
その意味においては、北海道新幹線の開業やポケモンGOなど、日本の国民には余裕のある内容が多く上げられたのではないかという気がしてならない。
もちろん、これで「世界中が同じように事件や天災」ばかりのニュースであるならば、世界中が秘話で安定していたということになろう。
しかし、世界のニュースはそのようになっていなかったということが最も大きな内容ではないかと思う。
とりあえず、ニュースを見てみよう。
《1》米大統領選でトランプ氏勝利
《2》英国民投票で「EU離脱」過半数
《3》韓国・朴大統領、友人女性の国政介入疑惑で窮地に
《4》ノーベル文学賞にボブ・ディランさん
《5》「パナマ文書」公開で各国に波紋
《6》オバマ米大統領がキューバ訪問
《7》北朝鮮が初の「水爆実験」実施発表
《8》ロシアの国主導でのドーピング認定
《9》ミャンマー新政権発足。スー・チー氏は事実上トップの国家顧問に就任
《10》キューバのカストロ前議長死去
さて、正直な話《4》ノーベル文学賞にボブ・ディランさん、《8》ロシアの国主導でのドーピング認定、《10》キューバのカストロ前議長死去の三つ以外は、すべて「政治関連」である。
それも、「政治の大きな変化」を表している。
例えば1位のトランプ勝利に関しても、今までの民主党から共和党に大きく変わったということを意味し、アメリカの青磁が大きく変わることを意味している。
また2位の、イギリスが国民投票でEU離脱を決断したことは、ヨーロッパが長年続けてきたヨーロッパ連合対という枠組みが、大きく崩れ始めたということを意味している。
この二つによって、アメリカとヨーロッパちう二つの大きな政治システムが変わったということを意味しているのであるから、非常に大きなものであろう。
第三位に関しても、何回かブログでは取り上げたし、これから有料メルマガで書くことになるが、イギリスの国民の多くが、韓国の政治の変化を求めているということであり、当然に、その政治の変化を受け付けなければ、暴動や革命につながるという感じがするのである。
パナマ文書は、IS関連の資金源などに非常に大きな問題になっているし、またキューバ訪問は、長年の中米の不安定要素が無くなったということを意味している。
東西冷戦以来の大きな枠組みが変わり、新たな世界秩序が生まれようとしているようにしか見えないような気がするのである。
その中で必死に独自色を表しているのが北朝鮮であり、その独自色の「切り札」として核兵器を使おうとしている。
また、ミャンマーは、今まで中国の影響下にある軍事政権から欧米の民主化勢力によって大きく変化したということになるのではないか。
そのように考えれば「アメリカ」「イギリス(ヨーロッパ)」「東アジア」「東南アジア」ということろが、大きな変化に巻き込まれて変わりつつあるという感じになって聞いたのではないか。
そのような観点で、11位以下を見てみよう
〈11〉フィリピン大統領にドゥテルテ氏就任
〈12〉仏でトラック突入テロ、85人死亡
〈13〉ジカ熱でWHOが緊急事態宣言
〈14〉エクアドルで大地震、死者660人超
〈15〉仲裁裁、南シナ海の中国主権認めず
〈16〉イタリア中部で大地震。死者約300人
〈17〉ボクシング元王者モハメド・アリさん死去
〈18〉タイのプミポン国王死去
〈19〉ブリュッセルで空港・地下鉄同時テロ
〈20〉米フロリダで銃乱射、49人死亡
さて、
このよう鵜に見てみると「テロ」を事件撮るか「政治」とみるかで大きく変わってしまうのであるが、実際「政治」とみれば、かなり多くが政治に入ることになる。
11位のフィリピン、12位のフランスニースのテロ、15位の中国の仲裁裁判敗訴、19位のブリュッセル地下鉄テロ、そして20位のフロリダ銃乱射テロ。
20位までの間に5つが政治関連ということになるのである。
そして、この20位までの間に、中国の内政のことが入っていないということになる。
中国は南シナ海における仲裁裁判所の敗訴だけが大きな問題になった。
しかし、その国内の内容が、あまり大きく報道されていないだけであり、実際は経済の問題や国内のテロも多発している。
年間の政治目的のデモ行進などはすでに20万件をとっくに超えてしまっていて30万件を超えいているという推定値も出てきている。
11月には、退役軍人のデモが北京で行われるなど、軍人退役軍人もデモに参加するようになり、非常に危険な状況になっているのである。
それでも、なぜか日本の報道機関は中国の不利益をあまり報道しないような状況になっており、そのために、北京のデモなどもあまり報道しないので、日本の新聞読者の記憶の中に入らないということになってしまっているのではないだろうか。
このように考えると、世界は、非常に大きく動いていて、その非常に大きな動きの中において、日本だけが平和であったかのような気がしてならない。
いや、日本はその影響を受ける寸前まで来ているのであるが、残念ながら、日本の報道機関がそれらのことをあまり報道しないので、日本人は事前に備えることができるのに、まったく備えることができない状態にあるというような状況になってしまっているのではないだろうか。
これでは困ってしまう。
そのために様々な情報を得なければならない。
いわゆる「手例や新聞しか信じない人」は、このような政界の動きに全く気付くことが無くなってしまい、そのために、危険を事前に察知することができないというような感じになる。
それでは、そもそもの「報道」は「誰のために報道をしているのか」というような感じになってしまうのではないだろうか。
世界は非常に大きく動いている。
その動きは「新たな秩序」に向かって動いているという気がしてならない。
日本は、その「新たな秩序」の中心にいることができるようになればよいのではないか。
そのように思うのである。
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