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マスコミ批判に関する一考(324) 一部の学者の自分たちに都合のよい学説を取り上げて大多数の意見を無視する「世論づくり」の見本

マスコミ批判に関する一考(324) 一部の学者の自分たちに都合のよい学説を取り上げて大多数の意見を無視する「世論づくり」の見本
 先日ある勉強会において、「若者に国防を学ばせるためにはどうしたらよいか」ということを真剣に議論した。そもそも「若者」といわれる人の中に20代30代社会人ということが入っていたが、その定義が正しいかどうかは別にする。まあ、議論していたのが60代が中心であったことを考えれば、私自身であっても若手で通っているのであるから、その定義で「相対的」な観点からすればおかしくないのかもしれない。
  そのうえで、「若者は最近は向学心があるので、興味を持たせればよい」という意見があった。しかし、一方で「そもそも学問の基礎となる部分が異なる場合があるので、その部分を考慮し仲ればならない」という意見も存在する。
  さてでは何が異なるのであろうか。まず若者は三つの点で国防などの「国家観」を必要とする議論ができないという。その三つとは「1、行き過ぎたリベラリズムの教育により国家観的な観点や集団主義的な観点が存在しない」「2、個人主義教育と権利教育が強く残ってしまい義務や責任意識が希薄なために自分が我慢して社会のためにコミュニケーションをとることを苦手とする」「3、戦後教育により、軍、宗教、イデオロギーに関してはタブー視してしまい、それらをしっかりと教育されていないことによって、話す前提が存在しない」ということである。
  これらを解消するためには、まずは教育を正さなければならないが、それは「国家百年の計」ではないものの即効性はない。そのことから考えると、「現在の若者に興味がある方法で訴える」ということが必要であるということになる。そこでいくつかの方法論が検討される。
  「1、物語・小説・アニメ・映画などによって訴える」
  「2、陰謀論・オカルトなど空想世界を交えた話として興味を持たせる」
  「3、お笑いや至近な例を挙げてたとえ話を中心にしながら重要性を説く」
  そののちに「若者の向学心に合わせて、情報を提供する」ということが重要であるということが検討されることになる。
  さて、その際に重要なのが「若者が何に関心があるか」ということである。その情報はネットまたはマスコミに頼らざるを得ない。少なくとも議論をしている60代コミュニティにおいて、その感性は「通常の会話の中からは知ることができない」のであるから、その部分を外部からいれなければならないのである。
  しかし、現在のマスコミの意見をそのまま入れてしまうと「逆効果」がありうるということなのかもしれない。
  今回は「逆効果」の事例を見てみようと思う。
AKB48のせいで若者が恋愛しない!?「クローズアップ現代」の珍説にファンが憤慨
 若者が恋愛しない理由の一つは「AKB48の握手会」だった?
 そんな珍説が11月24日放送の「クローズアップ現代+」(NHK)で紹介され、ファンの怒りを買っている。同番組では“婚活”の名付け親で知られる社会学者の山田昌弘・中央大学教授が、現代の若者が恋愛を避けている理由を解説。そこで登場したパネルに、恋愛にブレーキを掛ける要因として握手会が載っていたのである。アイドル誌のライターが憤慨しながら話す。
「そもそも芸能人を疑似恋愛の対象にするのは昭和の時代から当たり前の行為であり、現代に限った話ではありません。それにアイドルのファンは生身の女性を興味の対象にしている時点で、恋愛に興味がない層とは決定的に異なります。カップルや家族連れで握手会に参加する人も珍しくないですし、女オタクを巡って男性ファン同士が揉める痴話ゲンカも日常茶飯事。そういう実情を知らないでアイドルを語るのは実に迷惑ですね」
 番組では山田教授が「恋愛が憧れからコストとかリスクになる時代になってきました」としたり顔で解説。しかしコストが理由で恋愛を避けるのであれば、握手会に10万円超をつぎ込むファンの存在は明らかな矛盾となるはずだ。その点について前出のアイドル誌ライターが解説する。
「山田教授の著書によると、恋愛を面倒くさいと考える若者たちは、1000円出すだけで握手できるAKB48を選ぶとのこと。しかし現実の握手会は待ち時間が異様に長く、数々の規制やルールに縛られるなど相当な忍耐を強いられるため、絶対に握手するという強烈な意思が必要です。ただ山田教授にとってそんな現実はどうでもよく、現代の若者をステレオタイプにハメるための題材として、握手会が格好のネタなのかもしれません」
 社会学では自分の目で現場を見て回る「フィールドワーク」が必須のはず。ぜひ山田教授も一度、AKB48握手会の列に並んで、ファンが発する熱気を実感してみるべきではないだろうか。
(金田麻有)
2016年12月05日 05時59分 アサ芸プラス
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12104-71333/
 さてさて、またNHKである。
  まあ、今回は「偏向報道」ではあるものの「政治的な偏向」ではなく、まあアイドルの内容であるから、少々気が楽な書き方になるのかもしれない。
  NHKのクローズアップ現代は、国谷某というキャスターがやっているころから、平気で「社会の片隅の意見を、さも、社会全体の意見であるかのような扱いで報道し、国民視聴者を誤った方向に誘導するポピュリズム番組」として名高く、その「射会の片隅の例外的な事象」が、最終的には「ヤラセ」「捏造」という形になったので国谷某が罷免された内容である。
  まあ、「片隅のことをクローズアップ」するという意味では当たっているのかもしれないが、それならばクローズアップ現代ではなく「クローズアップ異端児」とか「クローズアップ極論」というような題名にすればどこからもお叱りを受けるものではあるまい。
  さて、今回あったのは「同番組では“婚活”の名付け親で知られる社会学者の山田昌弘・中央大学教授が、現代の若者が恋愛を避けている理由を解説。そこで登場したパネルに、恋愛にブレーキを掛ける要因として握手会が載っていた」<上記より抜粋>ということである。当然に握手会を楽しみにしている「疑似恋愛を楽しんでいるアイドルファン」は、このようなことを言われれば怒り狂うに違いない。
  「実情を知らないでアイドルを語るのは実に迷惑ですね」<上記より抜粋>という意見が出るのは当然である。まあ、アイドルそのものは生身の人間であり、その名魔ミニの人間に対して疑似恋愛をするのは、当然に吉永小百合のファンを「サユリスト」と呼んでいた時代から全く変わらない内容である。それをことさら現代のアイドルばかりにしてしまうというのは、あまりにもおかしな話であり、「頭の中の妄想で勝手にイメージを固めて、レッテル貼りで決めつける」手法は、政治的な解説を行っているときと全く変わらないNHKのお家芸である。
  「山田教授の著書によると、恋愛を面倒くさいと考える若者たちは、1000円出すだけで握手できるAKB48を選ぶとのこと。しかし現実の握手会は待ち時間が異様に長く、数々の規制やルールに縛られるなど相当な忍耐を強いられるため、絶対に握手するという強烈な意思が必要です。ただ山田教授にとってそんな現実はどうでもよく、現代の若者をステレオタイプにハメるための題材として、握手会が格好のネタなのかもしれません」<上記より抜粋>
  さて、山田教授に関していえば、それは「山田教授の研究不足」で終わる話である。問題NHKのディレクターなどがAKBの握手会などに参加し、その内容を取材しながら、この山田教授の意見を取り入れて「クローズアップ現代」として放送したことではないか。つまり、現場でフィールドワークをしているはずの記者やディレクターが、そのことを知りながら「あえてレッテル貼りをし若者をステレオタイプ化」すること、そのうえで「アイドルビジネスを悪役にしてしまい、若者の婚期遅れの責任転嫁に使用とする誤ったポピュリズム誘導を行った」ということになりかねない。いや、今までのNHKの報道からすれば「NHKはそのような偏向報道を行うというステレオタイプにはめる良い道具を提供してくれた」ということに過ぎないのである。
  まあ、政治的な部分などを含め、「偏向報道の権化」ともなってしまっているNHKからすればAKBのファンくらいから何を言われても怖くはないのかもしれないが、しかし、そのような報道を行うことそのものが、NHKの信用や、放送内容のリテラシーの問題から非常に大きく「全体の信用を棄損している」としか言いようがないのではないか。そのようなことで日本の放送メディアは良いのであろうか。
  単純に、この放送はNHKということは、外国でも「衛星放送」で見られているということである。そのことを考えて、「しっかりとしたフィールドワークに裏付けされた内容を放送すべきではないのか」という疑問、そして、そのようないい加減な番組に受信料を払わなければならないのかというような疑問が浮かぶのである。

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