« 【有料メルマガのご案内】  | トップページ | 日米首脳ゴルフ会談の裏側で進むヨーロッパの崩壊と「エリート政治」の終焉前夜 »

マスコミ批判に関する一考(332) なぜか「日本の朝日新聞が常軌を逸したトランプ批判」に対する一考

マスコミ批判に関する一考(332) なぜか「日本の朝日新聞が常軌を逸したトランプ批判」に対する一考
 連日、日本のマスコミであるのに、アメリカのトランプ大統領の報道ばかりで、ある意味ヘキヘキとしている人は少なくないのではないか。正直な話、いったいどの国の報道を行っているのか全く分からないところである。
  まあ、日本の報道というのはそのようなところがある。もちろん、今回のように、外国のことで一色となったことはほかにもある。例えば、イギリス王室に新しい子供が生まれた時。エリザベス女王の曾孫にあたるのだとは思うが、シャーロット王女の誕生の時などは、日本のニュースよりも、当然に、そのお祝いムードのニュースが多かった。お祝いのようなものではないとすれば、やはり「9・11、世界同時多発テロ」のようなニュースである。
  しかし、「お祝い事」であっても、また「世界同時多発テロ」であっても、基本的には「非日常」であることは間違いがない。その非日常の内容を行う場合は、当然に、日常ではないのだから、その内容を中心に行うことは間違いがないであろう。
  では、トランプ大統領の就任は、「非日常」なのであろうか。このように感がれば、当然に11月8日に当選し大統領になることが決まってから、トランプ大統領に関して言えば、現在の大統領就任は予想されたことである。ついでに言えば、オバマ大統領は任期満了で退任したわけであり、必ず4なんか8年に一度大統領は変わるのである。これが大統領が不慮の事故とか、暗殺で変わったとなれば、それは大きなニュースであるとは思うが、実際にはトランプ大統領のニュースのほとんどは、「予定されている日常」であることは間違いがない。
  では、なぜ、こんなにトランプ大統領の報道ばかりなのであろうか。
  もちろん、日本の政治よりも面白い、というところはあるかもしれない。しかし、その報道が批判、もっと言えば「トランプたたき」ばかりであるということに非常に大きな違和感を感じるのである。
暴走する朝日新聞トランプ叩き
「古森義久の内外透視」
 アメリカのトランプ新大統領はユダヤ民族虐殺者に等しいのか――
 日本のニュースメディアのトランプ報道は過熱の一方である。トランプ新大統領の就任直後からの大胆な政策の数々には明らかに乱暴な措置もある。それらの政策の内容を冷徹に報じ、欠陥や弊害を論理的に批判することはメディアの責任でもあろう。
 だからといってトランプ氏をナチスのユダヤ人大虐殺の張本人側になぞらえるのは明らかに扇情的な過剰報道だろう。いや報道という名にも値しない。民主主義的な選挙で選ばれたアメリカの政治指導者がそれなりに法律に沿って実行する措置はあくまで非暴力の範囲内だからだ。しかもトランプ氏がナチスと同じだという主張はたとえ比喩にしても、根拠がない。
 しかし朝日新聞はトランプ叩きをそこまでエスカレートさせてきたのだ。1月29日朝刊のコラム「天声人語」のトランプ大統領糾弾は常軌と呼べる範疇を越えていた。アウシュビッツでの大虐殺の実行者をトランプ氏に重ね合わせていたのだった。
 このコラムは1月27日がアウシュビッツ収容所の解放72周年だったことを取り上げていた。アウシュビッツ収容所とはいうまでもなくヒトラー総統下のナチス・ドイツが国策として実行したユダヤ民族抹殺計画の犯行の主舞台だった。
 ポーランド領内のこの収容所で戦争中に合計110万人ものユダヤ人たちが殺された。同収容所は第二次大戦の終盤の1945年1月27日、ソ連軍部隊によって解放された。以来、1月27日には解放記念の式典が現地はじめ他の地域でも催されてきた。
 「天声人語」はそのアウシュビッツについて次のように書いていた。
≪(前略)ユダヤ人たちはやがて強制居住区へ、そして強制収容所へと追いやられた。ポーランドにあるアウシュビッツ収容所は、人類によるおぞましい所業を象徴する場所である▼≫
≪数年前に訪れたとき、所員たちの精神的負担を軽くするための手立てに寒気を覚えた。銃殺でなく、ガス室へ送ることで流血を見ずにすむ。遺体の片付けを収容者にさせ、さらに距離を置く。鈍感の制度化であろう▼≫
≪アウシュビッツ解放から72年となった一昨日、国連の式典でグテーレス事務総長が述べた。「ポピュリズムが、外国人への嫌悪やイスラム教徒への憎悪に拍車をかけている」。思い浮かべていた顔はトランプ米大統領、あるいは欧州の極右政治家たちか▼≫
 ナチス・ドイツによるアウシュビッツの大量殺戮の残酷さを持ち出し、国連事務総長の最近の演説へとつなげる。そのうえで国連事務総長の「ポピュリズム」とか「外国人への嫌悪」とか「イスラム教徒への憎悪」という言葉を引用したうえで、一挙にトランプ大統領へと「アウシュビッツでの虐殺」を連結させる。
 この「天声人語」のカギの部分は国連事務総長の言葉の後の「思い浮かべていた顔はトランプ」という記述である。国連事務総長がアウシュビッツを想起しながら、現代の世界のポピュリズムを語ったとき、その事務総長が思い浮かべたのはトランプ氏の顔だろうと、この「天声人語」記者は断じるわけだ。
 私もこの国連事務総長の演説の原文を読んでいたが、そこで最も強調されていたのは虐殺行為の犠牲になったユダヤ人に関連しての「反ユダヤ主義の台頭」だった。そこにはトランプ氏を連想させる記述はなかった。なのにトランプ大統領に直線で結びつけるのは、あまりに扇情的な誹謗の飛躍とでもいえようか。
 トランプ氏の義理の息子のジャレット・クシュナー氏はユダヤ系アメリカ人である。そのユダヤ人の義理の息子をトランプ氏は大統領上級顧問に抜擢した。ユダヤ人をそれほどの身近におく人物がユダヤ民族大量虐殺の下手人たちと同列におかれ、連結までさせられるのだ。しかも72年以上も前の時代と現在との環境の違い、価値観や国際情勢の違いなどをすべて無視して、アウシュビッツを一気にトランプ大統領へと結びつける。
 トランプ憎しのあまりの過剰攻撃であろう。こうした憎悪の言論こそがナチスの再現に似た時代環境をまたはぐくむともいえよう。
Japan In-depth / 2017年1月31日 18時0分
古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)
http://news.infoseek.co.jp/article/japanindepth_32787/
 トランプ氏をナチスのユダヤ人大虐殺の張本人側になぞらえるのは明らかに扇情的な過剰報道だろう。いや報道という名にも値しない。民主主義的な選挙で選ばれたアメリカの政治指導者がそれなりに法律に沿って実行する措置はあくまで非暴力の範囲内だからだ。しかもトランプ氏がナチスと同じだという主張はたとえ比喩にしても、根拠がない。<上記より抜粋>
  まさにおっしゃる通りである。
  アメリカのマスコミが、アメリカの新大統領を批判するのと、日本国民がアメリカの新大統領を批判するのとでは全く意味が違う。アメリカの場合は、選挙戦の後遺症からトランプ大統領を選挙戦の前から応援していない人も少なくなかったであろう。特に、その過激な発言で選挙を戦ったトランプ大統領は、当然に、その「亀裂」は簡単に修復できるものではないのかもしれない。しかし、逆にわかりやすい表現で行うには誰かを攻撃することと、そこに対抗することが最も分かりやすい。まさに、「水戸黄門の勧善懲悪」を見ているような感じであり、そのことに熱狂する国民は少なくないのである。
  しかし、日本のマスコミは、はっきり言って意味が違う。少なくとも、アメリカの正当手続きよってアメリカの大統領が決められた。中国の習近平のように密室で決まったわけではなく、アメリカの民意なのである。つまり、今回のアメリカ大統領の朝日新聞のような否定は、そのまま「アメリカの民意への否定」ということになるのである。では、朝日新聞に、アメリカの民意を否定したり、あるいは、アメリカの選挙結果に何かを言う資格があるのか。はっきり言って「日本国内における言論の自由」は保証されていても、アメリカの大統領に対して否定する報道を行う資格はない。まあ、日本が直接的に攻撃されたり、あるいは矢面に立たされた場合は、反論することはあっても、アメリカの大統領の選挙結果や政策に対して「対策を講じる」ことはあっても、「ナチスになぞらえて否定する」ようなことは、あってはならないことである。
  はっきり言う。「朝日新聞は何様のつもりだ!」という報道である。アメリカの選挙権もない日本の新聞が、否定できる範囲を超えている。そのうえ、その否定の内容に根拠も理論もない。
そこで最も強調されていたのは虐殺行為の犠牲になったユダヤ人に関連しての「反ユダヤ主義の台頭」だった。そこにはトランプ氏を連想させる記述はなかった。なのにトランプ大統領に直線で結びつけるのは、あまりに扇情的な誹謗の飛躍とでもいえようか。<上記より抜粋>
 まあ、この部分に関しては「朝日新聞のお家芸の捏造記事」であり、また朝日新聞は、「取り返しのつかない誤報」を行っている。
  そのうえ、はっきり言うが、このことこそ、「日本そのものを辱めている」というものであり、日本の新聞社として、このような新聞は存在してほしくないのである。
  トランプ憎しのあまりの過剰攻撃であろう。こうした憎悪の言論こそがナチスの再現に似た時代環境をまたはぐくむともいえよう。<上記より抜粋>
  まさに、朝日新聞そのものの「捏造記事によるポピュリズム」が、まさに、「憎悪と対立を生む扇動」であり、その内容こそ、「ナチスの手法」なのである。まさに、朝日新聞こそ「ナチス」そのものであるというこの記事の結論を支持する。

|

« 【有料メルマガのご案内】  | トップページ | 日米首脳ゴルフ会談の裏側で進むヨーロッパの崩壊と「エリート政治」の終焉前夜 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115684/64877546

この記事へのトラックバック一覧です: マスコミ批判に関する一考(332) なぜか「日本の朝日新聞が常軌を逸したトランプ批判」に対する一考:

« 【有料メルマガのご案内】  | トップページ | 日米首脳ゴルフ会談の裏側で進むヨーロッパの崩壊と「エリート政治」の終焉前夜 »