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「アパホテル抗議デモ」があまり大きく伝えられなかった理由とその背景にある日本の藩保守主義の実態

「アパホテル抗議デモ」があまり大きく伝えられなかった理由とその背景にある日本の藩保守主義の実態
 なかなか、事件があって、このブログで後追いで続報をすることは少ないのであるが、しかし、まあ、今回は、珍しくその中で行ってみようと思う。
  アパホテルの事件は、すでにご存知というか、現代の情報の速さで考えれば、すでに忘れられてしまいそうな感じがするのであるが、しかし、事件そのものや当事者にとっては、事件というのはそのまま継続しているということになる。
  まあ、アパホテルのオーナーである元谷氏が書いた歴史の本、あくまでも歴史の本であるが、その本の中で「南京大虐殺などは無かった」というようなことを書いた、ということになる。これに対して、中国大使館がかみついた。実際に、「一企業」の「個人的な言論」が、「中華人民共和国の政府が公式に文句をつけた」という、言論の自由がある国としてはとても考えられないような話になる。
  タイミングとしては中国の春節休み前であり、その春節休みにおいて「アパホテルを使うな」と、公式に政府が言い始めたということになるのであるが、その違和感はあまりにも大きなものになった。日本政府は「政府が介入すべきものではない」といい、この問題に関しては一切触れないというような態度になった。もちろん、日本の保守派から考えれば、「なぜ日本政府は何もしないのか」といいようなことを言うが、私個人は何も中国共産党が設定した土俵で政府が介入する必要などは全くない。そのように思うのではないか。
  さて、その内容に関して、中国は、振り上げたこぶしを下ろせなくなった。そのうえ「言論の自由」ということを日本のアパホテルを支援する人々が言い始めたので、結局のところ、中国は「民間の言論を弾圧する政府」というような印象だけが残った形になった。そこで、中国共産党は、その内容に関して、「民間(人民)が騒いでいて政府がそれを受けた」という形式をとらなければならなくなった。
  その形式から、「アパホテル抗議デモ」を企画したのである。
  しかし、これがまた完全に滑っているという感じである。その「アパホテル抗議デモ」の記事を出してみた。
アパホテルに抗議、在日中国人らが東京でデモ
 ビジネスホテル大手アパグループが日中戦争時の南京大虐殺を否定する本を客室に置いていることをめぐり、在日中国人らが5日、東京・新宿で抗議デモを行った。本はアパグループの元谷外志雄代表が執筆したもので、大虐殺は起きていないと主張している。本の客室設置をめぐっては、中国政府が批判したほか、中国国内の予約サイトがアパホテルをボイコットするなどし、反発が広がっていた。
BBC News2017年2月6日
http://www.bbc.com/japanese/video-38877494
【「反アパホテル」デモ】殺気立った沿道で、ウイグル人の男性は語った「こんなに素晴らしい国でこんなくだらないデモが…」
 日本在住の中国人らが5日、ホテルチェーンのアパホテルが「南京大虐殺」などを否定する書籍を客室に備えていることに抗議したデモで、現場の東京都新宿区のアパホテル付近では、デモ行進した一団を待ち構える「行動する保守運動」を中心とした右派系グループら百数十人が陣取っていた。
 「20万人しかいなかった南京市で30万人の虐殺? ふざけたことを言うな」
 行動する保守運動代表の桜井誠氏(44)が声を張り上げると、「そうだ」「ふざけるな」と声が上がる。桜井氏が「超緊急(告知)」として自身のブログやツイッターで集合を呼びかけたのに呼応して集まった人たちだ。
 「要請文という名の強要書を彼らはアパホテルに出そうとしている。絶対にそんなことさせちゃいけない」
 桜井氏の顔を至近距離から撮影しようとした中国人とみられる2人組と、桜井氏の周りにいた人たちが口論、もみ合いになるトラブルもあり、殺気立った雰囲気に支配されていた。そのとき、桜井氏が1人の外国人男性にマイクを渡した。男性は中国・新疆ウイグル自治区出身で、静かに語り出した。
 「中国の官製デモが、この素晴らしい民主国家、アジアのモデルである日本で行われている。こんな素晴らしい国家で、こんなくだらないデモが…」
 男性はトゥール・ムハメットさん。世界ウイグル会議日本全権代表を務め、世界ウイグル会議のラビア・カーディル氏(70)が来日し、講演した際は通訳を務めた人物だ。ムハメットさんは続けた。
 「1949年の中華人民共和国建国以来、数え切れない殺戮、弾圧、海外侵略を行っています。中国中央民族大学のイルハム・トフティ先生もウイグル人の基本的人権を守るために発言しただけで、無期懲役の判決を受け、新疆ウイグル自治区の獄中にいます。どうしてこの素晴らしい(日本という)国家で、こんなデモをするのか。建国以来、ウイグル人、チベット人に対する虐殺は許されません。私は、この平和な日本で、平和がいかに大切か痛感しています」
 そこまで話すと、ムハメットさんは「日本の秩序を守ってくださる警察官に心から敬意を表します」と言って締めくくった。
 ムハメットさんのツイッターによると、「全く個人で、アパホテルデモに反対する気持ちで」新宿に来たのだという。
 目視で100人ほどとみられるデモ隊は、沿道に陣取った右派系グループとのトラブルを避け、要請書の提出は断念した。
(WEB編集チーム)
産経ニュース 20170206
http://www.sankei.com/affairs/news/170206/afr1702060017-n1.html
 さて、このデモ、さすがに私は見に行かなかった。
  このデモに関しては、伝聞情報であるが、その情報元によると「日本の反日左翼が中国人を動員して行った」ということが言われている。そもそも、新宿でデモを起こすというのは、中国人はあまりしない。デモに関しても、実は意外に「縄張り」があり、その縄張りの中において、デモを行うのである。実際に、中国のデモなどは「日比谷講演周辺」で行うことが非常に多く、新宿で行うと聞いたときに非常に違和感を感じたのである。
  まあ、その辺は、「やってはいけない」というものではないので、違和感を感じること自体が敏感過ぎるのかもしれないが、そのようなところに注目することが最も重要になるという感じになる。そこで、このデモの話は、情報が入った時点で注目していたのである。
  そこで、行かないまでもこの情報に注目していたところ、上記のような話になる。
  さて、話を見ると「デモ参加者は100名まで行かない、かなりショボいデモだった」ということを言うほど、ひどいものであった。また、「水増ししているのか、韓国人や日本人も入っている」というようなものであり、マスコミを見てみればわかるが、実際に、写真などは掲載されているのことが非常に少ない。写真の掲載があると、実は、ほかのデモとの写真を比較すると、同じメンバーがやっていたりしてしまうので、まあ、日本のような国におけるデモは、反対する人はなんにでも反対するので、結局メンバーは同じになってしまう。
  今回のデモでも「他のデモで見た人が少なくなかった」というような証言は数多く言われていたのである。
  まあ、そもそもこのようなデモであれば、やらないほうがましという感じであるが、上記のように中国政府の「振り上げたこぶしを下す場所」として行うような感じで行うのであるが、実際には、そのような不純な動機で、なおかつ「縄張り外」の場所でやると、新聞などで話題があってもデモがうまくゆかないということになる。それでも、主催者は300人と水増ししてしまうのである。逆にデモを行う状況で、「かえってアパホテルの建材を示すことになった」というような感じのデモになったのだ。

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