« 北朝鮮とアメリカの戦争が危惧されている中において日本におけるリスクは何かという問いかけに対して「まずテロに備えよ」の声 | トップページ | 米中首脳会談によって中国が北朝鮮攻撃を容認したという事実とそのことによって変わった東アジアのパワーバランス »

注目のフランス大統領選挙が幕論候補とルペン候補の決選投票に

注目のフランス大統領選挙が幕論候補とルペン候補の決選投票に
 さて、このブログでも何回か出てきているフランスの大統領選挙である。この選挙に注目しているのは実は二つのことがあるからだ。もちろん、フランスが大国でありなおかつ核保有国であるということがあげられるのであるが、しかし、単なる大国ということだけではない。
  まず一つ目は、EUの行方問うことである。今回の大統領選挙は、昨年のイギリスのEU離脱国民投票、いわゆる「ブレグジット」を受けてEUの存続を望むん崗あるいはフランスも離脱をするのかということが話題になっているのである。もちろん、何もなしでEUの離脱ということが話題にあるはずがない。しかし、イスラム難民の受け入れと一方で、ISのテロがこれだけ発生している。特に2年前のパリのテロなどがあり、また、その前にはシャルリー・エブド襲撃事件があった。いずれにせよ「表現の自由」と「風刺」の国っフランスと、「神は偉大なり」ということを言うイスラム教は、単純に宗教的な違いだけではなく、旧植民地支配のこともあり、アフリカなどの土地から多くの「奴隷」を連れてきていて、その子孫たちが今でもイスラム教になってしまっているのである。
  さて、「植民地支配」ということになれば、現在のフランスのアフリカ戦略も気になるところである。そもそも、「北アフリカ」におけるアルジェリアなどは、フランスの植民地であった。旧フランス領をすべて通るのが「パリ・ダカールラリー」であり、そのラリーがあるところの「宗主国としての主導」ということから様々な栄作を行っている。マリへの爆撃などは今でも続いているのである。まさにそれらの「作戦」や、北アフリカの砂漠地帯における核実験の保証など、さまざまなことが植民地、特にアフリカ屋中東とフランスの間には存在するのである。
  そのうえで、「ロシアとの関係」や「アメリカとの関係」など様々なことが議題に上がる。その争点において、普段ス第一主義で極右といわれているルペン候補と、EU残留を掲げるマクロン候補が決選投票になったのである。
マクロン、ルペン氏が決選へ=反EUの極右、15年ぶり進出-仏大統領選
 【パリ時事】フランス大統領選は23日、第1回投票が行われ、内務省が発表した開票結果によると、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が5月7日に実施される決選投票への進出を決めた。得票率はマクロン氏がルペン氏をやや上回った。
 極右候補の決選投票進出は、マリーヌ氏の父、ジャンマリ・ルペン前FN党首が決選に進んだ2002年大統領選以来15年ぶり。欧州連合(EU)離脱や「反イスラム」など過激な主張を唱えるルペン氏が当選した場合、フランスや欧州の政治が大混乱に陥る事態が予想される。一方、EU残留を掲げるマクロン氏が大統領になれば、外交方針が大きく変わることはなさそうだ。
 歴代政権を担ってきた左派与党・社会党と右派野党・共和党の2大政党の候補はいずれも敗退。1958年に始まった現行の第5共和制では初の事態で、既存政治に対する有権者の失望を印象付けた。
 内務省の開票率96%時点の集計によると、主要5候補の得票率はマクロン氏が23.9%、ルペン氏が21.4%だった。3位以下は共和党のフィヨン元首相(63)20%、急進左派・左翼党のメランション元共同党首(65)19.5%、社会党のアモン前教育相(49)6.4%。ルペン氏は事前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、最終盤で伸び悩んだ。
 マクロン氏は結果を受けて、決選投票に向けて「課題に対応できない古い体制を断ち切る」として、政治を抜本的に刷新すると強調。ルペン氏は「決選投票では野蛮なグローバル化の是非が問われている」とさらなる支援を訴えた。 
2017年04月24日 12時25分 時事通信
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-2017042400131/
仏大統領選は決選投票に…反ルペン連合を構築か
 【パリ=三好益史、エナンボモン(仏北部)=作田総輝】フランス大統領選は23日午後8時(日本時間24日午前3時)、第1回投票が締め切られ、即日開票の結果、無所属のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が得票率で首位に立った。
 ただ当選に必要な過半数には届かず、欧州連合(EU)離脱を公約し2位となった極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)と5月7日の決選投票に進むことが決まった。敗退したフランソワ・フィヨン元首相(63)とブノワ・アモン前教育相(49)は相次いでマクロン氏支持を表明、決選投票はルペン氏と「反ルペン連合」の構図となる見通しだ。
 仏内務省の集計(開票率97%)では、得票率はマクロン氏が23・8%、ルペン氏が21・4%。中道右派で最大野党・共和党のフィヨン元首相は19・9%、急進左派で左翼党のジャンリュック・メランション氏(65)は19・6%だった。
2017年04月24日 12時19分 読売新聞
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-20170424-50039/
 さて、決選投票は「マクロン候補勝利」となる可能性が高い。
  今回の中で敗退したフランソワ・フィヨン元首相(63)とブノワ・アモン前教育相(49)は相次いでマクロン氏支持を表明、決選投票はルペン氏と「反ルペン連合」の構図となる見通しだ。<上記より抜粋>となっており、そのうえで、ルペン候補がどのような戦略で戦うのかということが重要になってくるのではないか。もともと、フィヨン候補の支持層は、保守系であることから、実際のところはEu離脱派が多いとされている。固定票ではなく浮動票の保守派がどれくらい、ルペン候補に流れるのかがかなり気になるところであるが、実際に、現段階においてもマクロン候補がトップであることから、基本的には、EU残留派もそんなに多くはないということになる。
  さて、ここで予想をしてみよう。
  私は、以前から「フランスは4月の大統領選挙でEu離脱をしない」ということを予想していた。ルペン候補には悪いが、実際にフランスのパターンとして、結局は「寄らば大樹」というような雰囲気が出てくる。特に、イギリスがブレグジットをしてしまったことから、イギリスに対抗するということを含めて、基本的にはイギリスと違う方向性を選びたがるのである。
  そのうえで、ドイツがEU離脱をする政権が9月の総選挙でできる。このことによってドイツとフランスが決定的に悪くなり、そのことによって、この二つの国の戦争が始まる。フランスが仕掛けるかあるいはドイツが仕掛けるかはわからないが、アフリカの情勢や、あるいはEUのことから、この二つの國の対立が大きくなる。昔のように、直接ヨーロッパの中で戦争が行われるとは思わないが、しかし、ヨーロッパ内の対立が深まるような気がするのである。
  少なくとも第一次世界大戦と第二次世界大戦はそのような構造になっていた。歴史に学んでそのようにしないのか、あるいは歴史通りになるのか、そのことをこの半年の雰囲気で様々なことが起きるので、それを見なければならないのかもしれない。
  まあ、いずれにせよ、私の予想などは別にして、今回のフランスの大統領選挙の決選投票は気になるところである。

|

« 北朝鮮とアメリカの戦争が危惧されている中において日本におけるリスクは何かという問いかけに対して「まずテロに備えよ」の声 | トップページ | 米中首脳会談によって中国が北朝鮮攻撃を容認したという事実とそのことによって変わった東アジアのパワーバランス »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/115684/65193099

この記事へのトラックバック一覧です: 注目のフランス大統領選挙が幕論候補とルペン候補の決選投票に:

« 北朝鮮とアメリカの戦争が危惧されている中において日本におけるリスクは何かという問いかけに対して「まずテロに備えよ」の声 | トップページ | 米中首脳会談によって中国が北朝鮮攻撃を容認したという事実とそのことによって変わった東アジアのパワーバランス »