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アメリカFBI長官の解任に見る「アメリカ国内の歪」と「大統領選挙」

アメリカFBI長官の解任に見る「アメリカ国内の歪」と「大統領選挙」
 アメリカFBI長官のコミー氏が解任された。このコミー氏之解任によって現在のアメリカの国内の様子が何となく見えてくるので、今日は、多少短いかもしれないが、その内容に関して、見てみよう。
  さて、まずはコミー氏に関してみてみると、昨年の大統領選余で、投票日直前に「ヒラリー・クリントン候補のメール疑惑などに関して訴追する可能性がある」ということを表明した。このFBI長官の発表によってヒラリークリントン候補に関して言えば、評判が一気に悪化するということになった。アメリカのマスコミの多くは、このFBI長官の発表による影響でヒラリークリントン候補が敗北したということが大きなものであった。
  実際に、私どものところに入ってきた情報によると、このブログにもその時代書いているのであるが、クリントン候補は、大統領当選した場合といえども、その後訴追されることになり、またトランプ候補(当時)も評判が悪くンアが続きしないので、どちらの候補であっても、副大統領候補の実質的な戦いになるというような言い方をしていたと思う。その意味におて、その訴追可能性を、先にリスクとして把握したということになるのであるから、アメリカとしては良かったということになるのであるし、コミー氏は、アメリカ大統領の訴追という不名誉な事態を避けたということが言えるのではないか。
  コミー氏は、その後「当時を思い出すと吐き気がする」というような言い方をしているが、一方で、アメリカのリベラル派のマスコミ、もっと言えば、民主党支持系となっているマスコミは、こぞってコミー長官を責め立て、そのために、コミー氏とその家族が非常につらい状況にあったということになる。
  さて、このタイミングで解任したということになれば、単純に、クリントン候補の訴追がいまだに行われていない。つまり、クリントンに関して、訴追できる材料がないのに、訴追すると発表したのではないか、つまり、FBIが大統領選挙に介入したのではないかということが言える。しかし、実質的に「訴追と立場」ということがある。日本でも「役職を辞めたので、訴追しない」ということもあるし、また判決文などにおいて、これは裁判官の問題であが「すでに社会的制裁を受けているので減刑」ということが判決文に付け加わることも十分にありうる。そのように考えれば、クリントンが落選したことによって「訴追が適当ではない」とされたと考えるべきであると考えるのが普通だ。
解任FBI長官は「目立ちたがり屋」 トランプ氏が批判
 トランプ米大統領は11日、米NBCのインタビューで、解任した連邦捜査局(FBI)のコミー前長官について「目立ちたがり屋で、スタンドプレーをする」と批判した。FBIは、昨年の大統領選でのロシアの介入とトランプ氏陣営の関係を捜査しているが、トランプ氏は解任とは無関係と主張した。
 トランプ氏は、コミー氏の行動によって「FBIはずっと混乱してきた」とした。トランプ氏は解任の際の通知では、司法長官と副長官の助言を受け入れたとしていたが、「助言にかかわらず、解任するつもりだった」と述べた。
 FBIによる大統領選へのロシアの介入に関する捜査で、コミー氏に圧力をかけようとしたことはないとも主張。「ロシアが選挙に関係する問題があったなら、私も知りたい」とし、「私や陣営はロシアと共謀していない」と語った。
 さらに、トランプ氏は3回にわたってコミー氏に自分が捜査対象かどうか確認したという。トランプ氏は、コミー氏が「あなたは捜査対象ではない」と話したと主張した。1回は、夕食を共にした際で、2回は電話だったとした。
 一方、コミー氏の後任が正式決定するまで代行を務めるマケイブFBI長官代行は11日、議会の公聴会でロシア問題の捜査は「非常に重要」とし、「捜査は今後も徹底的に継続する」と述べた。コミー氏がFBIで信頼を失っていたとするホワイトハウスの主張も否定し、「FBIで広く支持されていた」と語った。(ワシントン=杉山正)
 
朝日新聞デジタル 20170511
http://www.asahi.com/articles/ASK5D2GF6K5DUHBI00B.html
 さて、FBIの捜査といえば、もう一つの物がある。大統領選挙におけるトランプ候補のロシアプーチン大統領との関係である。
  さて、日本の左翼系マスコミを含み、この解任劇によって「捜査妨害」というようなことを言うが、実際いかがなものであろうか。実際に「訴追できるほどの事実」をもって屋に放たれるのはいかがであろうか。これが、トランプ大統領の二期目で、次の大統領選挙がないというならば、訴追されるよりも、解任したほうがいよいが、まだ一年たっていない状況である。その状況である中にいて、FBI長官をした人間を「野に放つ」ということの方が恐ろしいことではないのか。
  基本的に、秘密を証拠付きでマスコミにばらされれば、その方が大きな問題になるということになる。基本的に支持率は地に落ち、韓国の朴槿恵のような弾劾につながることになるのではないか。そのように考えれば、基本的には、「自分の手元に置いておいて、コントロールする」と考えた方が正しい。そのうえ、上級顧問をしていたフリンなども解任してしまった後ということになる。どうせならそのような内閣のメンバーを解任する前ならば、それでもわかるが、解任したのちに、FBI長官を辞めさせてもあり意味がない。つまり、「陣営」として、もっと言えばフリンがロシアと組んでいた可能性はあるが、トランプ本人は少なくとも関係するという証拠は存在し無いということになる。
  このように考えれば、「捜査妨害」という批判は当たらないであろう。
  このように考えれば、「マスコミ」が大騒ぎすることによって、捜査がうまくゆかなくなったということになる。そのために、家族などが非難され、職務にあまり力が入らなかったということになり、そのために、解任されたというようなことを考えるべきではないかと思われるのである。
  情報というのは、「そのような先のこと」を読んでみなければならない。「捜査妨害」など大騒ぎしているところを見ると、「その時だけの情報」で水素で報道していることがよくわかる。そのようなマスコミ報道では誰も信用しなくなってしまうのである。

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