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カタールがイスラム諸国から国交断絶されるという椿事におけるカタールという国家とイスラム教における本当の対立

カタールがイスラム諸国から国交断絶されるという椿事におけるカタールという国家とイスラム教における本当の対立
 先週、面白いニュースが入ってきた。はっきり言ってしまうと、「面白い」というのは、あまりよい表現ではない。しかし、「面白い」とか「興味深い」というような感じを受けるものである。
  さて、カタールが、サウジアラビアなど一部アラブ諸国8カ国との間において、孤高断絶をされたということになっている。これは、カタールが「テロと過激主義の危険から国家の安全を守るため」とされているのである。
  さて、その「テロとの関係性」ということであるが、本当にテロと関係があるのか、ということが最も重要なところであろう。そのように考えた場合、基本的に「本当かどうかは疑わしい」というのが、神葬ではないかという気がしてならない。
  さて、ここで先ず「カタール」というのはどういう国かということを考えてみたい
  カタールは、アラビア半島東部のカタール半島のほぼ全域を領土とする半島の国。ペルシア湾(アラビア湾)に面する。南はサウジアラビアと国境を接し、ペルシャ湾を挟んで北西はバーレーンに、北はイランに、東はアラブ首長国連邦(UAE)に向かい合う。カタールはサーニー家による首長制である。
  2014年、サウジアラビア、バーレーン、UAEの3か国が内政干渉を理由に駐カタール大使を召還。周辺諸国との軋轢が表面化したことがある。
  そして今回が二回目の危機であるといえる。基本的に、このような国であることから、「イランとの関係」が問題になることが多く、サウジアラビアとの関係とイランとの関係の微妙なバランスの中において、さまざまなが鵜工場の問題が出てくることになる。そのうえで、カタールの首都ドーハは、ハリウッドセレブなどの高級リゾート地になっており、そのためにキリスト教などの他宗教との関係も深い。
  そして、何よりも「アルジャジーラ」という、イスラム過激派も使う放送局があり、そのために、さまざまなテロリストとの関係が取りざたされているといえるのだ。
  5月20日に、トランプ大統領サウジアラビアのサルマン国王と会談を行い、その階段の内容の中において、「ISとイラク」をテロ支援者として、そのテロの撲滅ということをしているのである。
  その「トランプ・サルマン・ネタニヤフ」アメリカ・サウジ・イスラエル連合ら何となく外れるような状況がカタールにはあるのではないか。
カタール外交危機、ロシアが画策か 「偽ニュース」仕込む
 【AFP=時事】サウジアラビアなど一部アラブ諸国がカタールとの国交断絶に踏み切った問題で、米情報機関は、ロシアのハッカー集団がカタールの国営メディアのシステムに侵入し、偽ニュースを仕込んだとみている。サウジアラビアは断交の理由としてこの偽ニュースを挙げていた。米CNNテレビが6日報じた。事実であれば、ロシアが米国の外交政策を揺さぶろうと画策していることを示すものだ。
 CNNによると、米連邦捜査局の専門家チームが5月下旬、カタールを訪れ、ハッカー集団が国営カタール通信に偽ニュースを仕込んだとされるサイバー攻撃の調査に当たった。サウジアラビアは今月5日にカタールとの断交や経済封鎖を発表したが、その理由にこの偽ニュースが含まれていた。
 カタール通信が5月23日に配信した記事では、イランとイスラエルに友好的とみられ、ドナルド・トランプ米大統領が大統領を続けられるかどうかに疑問を呈した発言がカタール首長のものとされていたが、カタール政府はその後この発言は偽物だったと発表した。
 カタールのムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・サーニ外相はCNNに、FBIがハッキングと偽ニュースの植え込みが行われたことを確認したと明らかにしている。
 サーニ外相は「(カタールに)投げかけられている非難はどれもデマを基にしたものだ。わが国は今回の危機全体がデマに基づいていると考えている」と語っている。
 報道が正しければ、米国の外交政策を土台から壊そうとロシアが暗躍していることが発覚した形となる。米当局はロシアのハッカーらが昨年の米大統領選に影響を及ぼそうとしたとにらんでいるが、こうしたロシアによる干渉に対する懸念が深まるのも必至だ。
 
20170606 【翻訳編集】AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3131090
サウジなど中東5カ国がカタールと断交 「テロ集団を支援」と非難
 サウジアラビア、エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンの中東5カ国は5日、カタールとの国交を断絶すると発表した。5カ国はカタールがイスラム主義組織ムスリム同胞団などテロ集団を支援し、地域不安定化の原因を作っていると非難している。
 国営サウジ通信(SPA)は、サウジアラビアがカタールとの国境を封鎖し、陸路、海路、空路による交通すべてを断絶したと伝えた。
 同通信は、政府関係者が今回の措置について「テロと過激主義の危険から国家の安全を守るため」と説明したと報じた。
 一方、カタールは、「事実の裏付けがなく」、「正当化できない」と反発している。
断交という異例の対応は、米国と緊密な関係を持つ主要なペルシャ湾岸諸国の間に生じた大きな分裂だとみられている。
 今回の措置の背景には、湾岸諸国とイランとの間で深まる対立がある。サウジアラビアが出した声明は、イランが後押しする武装勢力にカタールが協力していると批判した。
5日朝にバーレーンが最初に断交を発表し、サウジアラビアが続いた。他の同盟国も次々と動いた。
 バーレーンの国営通信社は、カタールが「バーレーンの安全と安定を脅かしており、内国干渉している」ことから同国政府は国交断絶に踏み切ったと述べた。
 エジプト外務省は、空路と海路を通じたカタールとの交通を断ったと述べた。
 アラブ首長国連邦は、カタールの外交官らに対し48時間以内の国外退去を求めた。UAE国営の首長国通信(WAM)によると、UAE政府はカタールが「テロと過激主義、宗派組織を支援し、資金を提供し、受け入れている」と非難した。
 SPAによると、イエメン政府の反政府勢力「フーシ派」との戦いを支援するサウジアラビア主導の有志連合も、カタールが「テロを勢いづかせる行動」を取っており、「アルカイダやダーイシュ(過激派組織のいわゆる「イスラム国」の別称)など」の集団を支援し、「反政府勢力とつながりを持っている」として、カタールを連合から排除した。
 断交の決定はいきなりだったが、カタールと周辺諸国の緊張は数年前から高まり続け、関係は特に数週間前から悪化していた。
(英語記事 Four countries cut links with Qatar over 'terrorism' support)
BBC News2017年6月5日
http://www.bbc.com/japanese/40156001
 日本にとっては、中東のマイナス事項は、基本的に、日本の資源外交にマイナスになるということになる。そのために、当然に今回の内容は落ち着いてもらわなければならないということになるそれだけではなく、日本の人々はイスラム教の内容に関してあまり無関心の人が多く、この内容に関しても、全く何が起きているのかわからないというような状況になっているのである。当然に、まずは「落ち着いてもらう」というだけではなく、日本が「地雷を踏まないように」その内容に関してその原因やその内容を知っていなければならないのではないか。
  そのためには、今回の事件の内容をよく知らなければならないのであるが、日本のマスコミも、また、新聞ですら、今回の内容をあまり詳しく報道していないということになるのである。
  さて、今回の事件ンは、そもそも、「イランとサウジアラビア」もっと言えば「シーア派とスンニ派」の対立が大きい。シーア派は、以前からも問題であったが、1980年代のイランイラク戦争で決定的に関係が悪化し、そこにアメリカが介入することによって、アメリカとシーア派の関係が悪化することになる。その後のイスラエルをめぐる中東戦争などもすべてその延長線上にあるといって過言ではないが、実際に、ユダヤ教・シーア派・スンニ派という内容に「部族」ということが出てきて、そこにもう一つ歴史が問題になるので、なかなか大変なのである。
  さて今回の内容をきっちりと解説すれば、そもそもサウジアラビアが、部族連合国家であるということがあり、その部族連合から外れたのが、カタールである。カタールはサーニー家であり、サウジの王家とともに部族連合を行わなかった。実際にサウジアラビアは、王家との間の血縁関係にあり、そのことで結束を固めていったのであるが、サーニー家は、もちろん全くないかどうかはわからないものの基本歴には、血縁関係が薄く、同じサウジアラビアにありながらも、その部族が連合に属さない状況であった。そのために「オリジナリティ」を出すことで、ヨーロッパやアメリカなどと結ぶことが多く、また、同時に「日本のように、どの国とも仲良くする」というような状況になる。もちろん中には、昔の日本の野党がテロ集団日本赤軍を応援していたように、カタールの中にはISやアルカイーダを支援するような勢力もあり、それを基本的にはやめることができない。
  イランイラク戦争、その後のイラク戦争、そして、近年の司令亜内紛など、宗教がらみの戦争が多いときにカタールは、当然に、これ等の渦に巻き込まれながら、これ等の中を巧みに生きてきた。それはアルジャジーラのような誰でっも使える放送局を作り、その放送局でうまく生き残った。しかし、そのことが、今回のように「アメリカも旗色を鮮明にしてきたときに反発される」ということになり、その中において、カタールがサウジアラビア徒の問題もあり、孤立していったということになる。
  さて日本、一つには、当然に日本も八方美人の国であり、その中で周辺国が旗色を鮮明にする中において、徐々に、日本もその中で様々な態度を決めてゆかなければならないという状況になってきているのではないか。カタールを見て日本の姿勢をしっかりとわかるようにしなければ、ならないという気がしてならない。

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