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一触即発!臨戦態勢に入ったアメリカと北朝鮮の双方の狙いがわかる「ニュースの読み方」

一触即発!臨戦態勢に入ったアメリカと北朝鮮の双方の狙いがわかる「ニュースの読み方」
 北朝鮮とアメリカの戦争がささやかれてかなりたつ。北朝鮮が核実験をした直後などは、日本の報道ではすぐにでも始まるのではあ以下というような話になっていたし、空母カールビンソンが日本海に到達した時も、実際には米韓軍事演習の一環でしかないにも書か有らず、日本では大騒ぎしている。
  しかし、そもそもよく考えてみれば「北朝鮮側が挑発して戦争が始まる」というようなことほど、アメリカや韓国にとって、不利な条件はない。そもそも挑発するということは、北朝鮮は準備ができている問うことになる。勿論、国際法上は奇襲攻撃などはいけないということになっており、宣戦布告が必要なのであるが、北朝鮮と韓国の間の場合は、実は、すでに北朝鮮側から、延坪島の砲撃の際や、その後の北朝鮮の核実験の際に、「停戦協定を破棄する」ということを言っているので、実際「宣戦布告(休戦破棄)は行われているが、戦闘行為が行われていないだけ」というような解釈になるのである。そのために、実はいつ戦闘行為を行ってもよいことになっており、そして、その戦闘行為においては、最も有利な条件の時に行えばよいということになっているのである。そのように考えた場合に、わざわざ、相手が待ち構えているときに攻めに行くような馬鹿な真似をするはずがない。当然に、「奇襲攻撃」をすることによって相手の戦闘能力尾先に削減するということが、最も良い作戦になるということになる。
  その戦略から考えれば、「何度か核実験を行って、北朝鮮がミサイルの実験などをやってもアメリカは笑めて来ないと気が緩んだ時」を狙うというのが最も良いことになる。もちろん、どのようなときに戦争を始めても、すでに宣戦布告をしているのだから、卑怯とかだまし討ち等のは全く関係がない。そのように考えれば、今年の夏くらい、あるいは年末までくらいで、北朝鮮との関係が緩んでいるとき、つまり、日本と韓国が戦争や北朝鮮の報道をしなくなった時というのが、最も戦争がはじまりやすいタイミングである。そうでなければ、北朝鮮が先制攻撃をするというような状況になるのではないかと予想される。もちろん、その場合は韓国かあるいはグアム島のアメリカ軍基地が狙われることになるであろう。
  アメリカがどのように考えているか、その指針となる記事が二つ出ている。今回はその解説をしてみよう。
【北ミサイル】ハワイ州が発射時の対応指針策定、11月から避難訓練
 【ロサンゼルス=中村将】米ハワイ州の緊急事態管理局は21日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを想定した対応の指針を策定し、「避難訓練」を11月から実施すると発表した。
 指針によると、ミサイルの飛来を知らせる警報サイレンが鳴ったら、建物の中に避難する▽運転中の場合は車を停車させて、建物の中に避難するか、地面に寝そべる▽上空の閃光(せんこう)は見ない-などの対策を取るよう促している。
 米メディアによると、避難訓練は11月以降、毎月行われる。警報サイレンを鳴らし、学校では乱射事件が起きた場合と似たような訓練を実施するという。サイレンの音に観光客らが困惑しないよう、テレビやラジオ、インターネットなどを通じて訓練を周知する。
 同州では1980年代の東西冷戦時代にソ連(当時)の攻撃に備えた計画を策定。サイレンを鳴らし、訓練したことがあった。北朝鮮のミサイルに備えた対応は初めて。
 州当局者は、北朝鮮によるハワイへのミサイル攻撃が成功する可能性は現段階では極めて低いとみているが、「無視することもできない」としている。
 米ジョンズ・ホプキンズ大の研究グループは、北朝鮮のICBMは技術が向上すれば、2年以内に単発の核弾頭を搭載して米西海岸を射程に入れる可能性があると指摘。AP通信によると、ハワイ州が策定した指針について、カリフォルニア州が問い合わせをしている。
 
SankeiBiz 20170722
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170722/mcb1707221211018-n1.htm
米、北朝鮮への渡航禁止を発表 逮捕や拘束のリスク
 北京(CNN) 米国務省は21日、米国民の北朝鮮への渡航を禁止する方針を明らかにした。「逮捕と長期拘束の深刻なリスクをめぐる懸念が高まっている」ためとしている。
 国務省のナウアート報道官によると、ティラーソン国務長官は北朝鮮国内の旅行や渡航、経由を目的とした米国民のパスポート使用の全てを制限する措置を承認した。
 通知は27日の連邦官報に掲載される。渡航制限はその30日後に発効する見通し。
 ナウアート氏は、北朝鮮への渡航や滞在には特別の承認が必要になると言及。「一部の限られた人道目的などで北朝鮮渡航を希望する個人は、国務省に特別承認付きのパスポートを申請することができる」と述べた。
 これに先立ち、欧米人向けの北朝鮮ツアーを取り扱う旅行代理店2社はCNNに、渡航禁止措置の詳細を明かしていた。
 北京に拠点を置く高麗ツアーズの責任者によれば、同社はスウェーデン政府当局者から、米国が自国民の北朝鮮渡航を禁止する計画だと通知されたという。スウェーデン政府は北朝鮮国内での米国の利益代表を務めている。
 同じく北京に拠点を置くヤング・パイオニア・ツアーズは21日に声明を発表。米政府は今後、米国民の北朝鮮渡航を認めない方針だと伝えられたことを明らかにした。
 同社は米国人大学生オットー・ワームビア氏が参加した北朝鮮ツアーを組んでいた。ワームビア氏は昨年、北朝鮮観光中に逮捕され、1年5カ月にわたり拘束。今年6月に植物状態で米国に引き渡され、その数日後にオハイオ州で死亡した。
 同社はワームビア氏の死亡を受け、以後は米国民向けの北朝鮮ツアーを行わない方針を発表していた。
CNN.co.jp 20170721
https://www.cnn.co.jp/usa/35104615.html
 北朝鮮の関係で二つ。
  一つは「ハワイ州が発射時の対応指針策定、11月から避難訓練」という記事である。要するに、アメリカは北朝鮮のミサイルがハワイまで射程距離があり、場合によっては陸上に命中する可能性がある問うことを示唆しているということになる。日本などに北朝鮮のミサイルの性能などは公表したり情報を与えていないものの、十分にハワイまで射程があるということをアメリカが確認しているということであり、そのミサイルが「ハワイに向かって飛んでくる」という「状況」が存在するということを想定しているということになる。
  さて、このニュースのキモは「北朝鮮のミサイルの性能」と「飛んでくる状況」そして「時期」ということの三つを示唆していることになるということをわかっているであろうか。つまり、ミサイルの性能は、北朝鮮からハワイたぶん真珠湾まで届き、なおかつその正確な射程で人に被害が与えられるだけの破壊力になっているだけでなく、命中の制度もある程度分かるということになるのである。次に「状況」つまり「実験」ではなく「戦闘状態」ということであり、それは米朝戦争が発生するということを意味している。そしてその時期は、これで「11月に戦闘が始まる」のではなく「第一撃でアメリカが攻撃したのちに、体勢を立て直して北朝鮮がミサイルを発射するのが11月以降」ということを意味しているのであり、そのことは、基本的には「体勢を立て直すまでの期間が3か月」と思っていれば、8月に戦争がはじまると考えるべきである。
  上記のようにアメリカが、戦争を先に仕掛け奇襲攻撃をすると考えれば、当然に、その奇襲攻撃から対英を立て直し、そして移動式のミサイルまたは潜水艦発射型のSLBMによって攻撃が始まることになる。当然に陸上攻撃に関しては、制空権があるのでそんなに多くのミサイルが飛ぶとは限らない。しかし、数発撃ち漏らすこともあるであろう。その時に韓国のTHAADや日本のイージス艦が落とす可能性を考慮しても避難訓練は必要ということになるのである。
  つまり、8月もしくは9月のそれなりの次期に、米朝戦争がはじまり、その後北朝鮮が体勢を立て直す、つまり、一撃で北朝鮮を完全に追い込むことができずゲリラ戦的に北朝鮮がミサイルを発射する可能性があるということを意味しているのである。
  次のニュースが「米、北朝鮮への渡航禁止を発表」というものである。
  勿論「逮捕などの恐れ」とあるが、実際は「戦争時の人間の盾っとか人質に使われる恐れがある」ということを意味している。理由などはほかで構わないのである。
  このニュースのキモは「時期」と「罰則」である。通常「渡航制限」は日本でもあるような「渡航禁止勧告」であり、あとは「自己責任で、もしも被害に遭っても区には責任を持てません」というようなものであるが、今回の発表は「北朝鮮国内の旅行や渡航、経由を目的とした米国民のパスポート使用の全てを制限する措置」というものであり、「自己責任」ではなくもう一つ上がっている。つまりは「韓国にかかわらず行き来した場合はスパイと認める」というようなことになる。また時期は「27日の連邦官報に掲載される。渡航制限はその30日後に発効する」とあり、つまりは「8月26日以降はスパイ以外のアメリカ人は北朝鮮支配地域内にいないはずである」という前提にあるということになる。
  この二つのニュースを読み合わせれば、8月26日以降、9月中旬くらいまでの間に「X-day」があるということになる。
  さて今回は「ニュースの読み方」を書いただけであり、それなりの特別な情報をここに記載したわけではない。今後注目する場合はこのようなニュースの読み方をしなければならないのではないだろうか。

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