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朝鮮半島非核化が前進したのか?あるいは金正恩がアメリカをだまして時間を稼いだのか?トランプ大統領と金正恩の首脳会談に向けた様々な考え方と過去の経験

朝鮮半島非核化が前進したのか?あるいは金正恩がアメリカをだまして時間を稼いだのか?トランプ大統領と金正恩の首脳会談に向けた様々な考え方と過去の経験
 日本時間で7日の朝9時から、アメリカで北朝鮮に関する重大な発表があるとされていた。その内容は「トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が5月までに首脳会談を実施する」というものであった。
  北朝鮮は、過去1994年に六カ国協議まで行いながら、そして96年には、軽水炉の破壊を公表するなどしながらすぐに他の場所で核実験を行い、その核に関しては「革新的利益」として、絶対に手放すことがなかった。
  その点に関して、トランプ大統領も慎重で「朝鮮半島の非核化が前提でなければ、階段を行う意味はない」ということを言っていたのである。
  平昌オリンピックによる融和ムードに乗って、北朝鮮が「軟化」したのか、あるいは文在寅大統領が何らかの形で、北朝鮮にすり寄ったのか、それはどちらかわからないが、基本的には、北朝鮮は「何か困ったときには、民族の統一を掲げて韓国を出しに使い、そのまま核実験を行い続ける」という過去を持っていたのである。そのことから考えれば「韓国主導の北朝鮮の非核化」というのは、過去25年の歴史から、全く信用できないということになるのではないだろうか。
  しかし、逆に信用して話してみなければ始まらない。現在の状況で戦争をする意思がない「トランプ大統領」は、そのような感じで「まずはあってみる」ということになったに違いない。なお、「戦争をしたくない」のはトランプ大統領であって、主語を間違えてはいけない。「アメリカ」そのものが戦争を忌避しているわけではないのである。これは、「首脳会談がうまくゆかなければ、そのまま戦争に突入する」ということを意味しており、今回の首脳会談が「ブラフ」または「時間稼ぎ」であるのか、あるいは、本当に非核化を望んでいるのかは全く分からないということになるのである。
  そのような記事がしっかりと出てきている。
【南北会談】トランプ氏、北朝鮮は「真剣だ」と核放棄に期待 情報長官は「懐疑的」
 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮が非核化をめぐり米国と対話する用意があると表明したことについて、北朝鮮は「真剣だと思われる」と述べ、米国主導による国際制裁が効果を上げているとの見方を明らかにした。
 トランプ氏は、北朝鮮が非核化に向かえば「世界と北朝鮮、朝鮮半島にとって素晴らしいことになる」と指摘した上で、「事態が誰もが望むような適切な方向に進むことを望む」と語り、将来の米朝対話を経て北朝鮮が核放棄に踏み切ることに期待を示した。
 トランプ氏は一方で、「事態がどちらの方向に進んだとしても準備はできている」とし、軍事攻撃で北朝鮮に核放棄を強いる選択肢を堅持していること改めて打ち出しつつ、引き続き北朝鮮の真意を探る考えを明らかにした。
 また、ペンス副大統領は6日、「北朝鮮の金正恩体制に核開発をやめさせるため、米国と同盟諸国は最大限の圧力をかけ続ける」などとする声明を発表した。声明は「北朝鮮が非核化に向け、信頼でき検証可能で具体的な措置を示すまで、全ての選択肢をテーブルの上に置く」と強調した。
 一方、コーツ米国家情報長官は6日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、「北朝鮮が核放棄に応じることを示す兆候はない」と指摘し、非核化に向けた北朝鮮との対話の行方について「非常に懐疑的だ」と語った。国防情報局(DIA)のアシュレー局長も「北朝鮮に核・弾道ミサイル開発をやめる意思はない」と強調した。
 
産経ニュース 20180307
http://www.sankei.com/world/news/180307/wor1803070028-n1.html
「南北の努力を肯定」 中国外相“対話”を歓迎
 中国の王毅外相は8日午前、会見で、南北の対話が進んでいることについて、歓迎する意向を示した。
 王毅外相は会見で、「次は半島情勢を平和の軌道に乗せ、核問題を対話による解決に軌道に乗せるよう、皆で力を合わせるときだ」と強調した。
 そのうえで、米朝間の対話の進展を呼びかけたうえで、各国が政治的な勇気を持って、必要な対話をできるだけ早く行うべきだと述べた。
FNNヘッドラインニュース 20180308
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00386662.html
 そもそも金正日総書記は1985年に核不拡散条約(NPT)に加盟していたがそこから脱退する。その3カ月後、核兵器の保有を宣言した。その北朝鮮の非核化を模索する中で北朝鮮のほか、韓国、中国、米国、ロシア、日本が参加する「6カ国協議」が2004─05年にかけて開催された。
  それ以前は、1994年、当時のクリントン米政権が、北朝鮮との間で米朝枠組み合意を締結。北朝鮮の核開発プログラムを停止させる代わりに、アメリカが平和利用の道をつけるというものであった。しかし、それが北朝鮮のミサイル生産の問題となったのである。1998年、パキスタンにミサイル技術や部品を提供したとして、北朝鮮に制裁が科された。
  このように「アメリカ民主党の弱腰平和外交」が、常に問題を大きくして共和党政権に引き継がれる形になる。
2001年にジョージ・W・ブッシュ大統領が就任すると、北朝鮮は、だましてばかりで、結局何もしないということになる。そのために、敵田的行動を行うようになる。その流れで2002年、ブッシュ大統領が、北朝鮮はイランやイラクと並ぶテロ支援や核兵器の入手を企てる「悪の枢軸」だと発言したことで、両国関係はさらに悪化した。
 2004─05年にかけて6カ国協議は断続的に開催されたが、北朝鮮はミサイル発射実験を継続した。北朝鮮側は、支援と引き換えに実験などの一時停止を申し出る一方、米国などの「敵対的行為」への懸念を表明することが、いつものパターンとなった。
  このパターンの繰り返しである。
  日本は、常に「拉致問題がある」として、一歩引いた形になっていたが、韓国は、逆に「拉致や離散家族がある」ために「民族融和」を唱えて、そのまま北朝鮮のペースに巻き込まれるということになっていったのである。
  さて、この繰り返しになるのかどうか。そこは今後の内容になるが、個人的には繰り返しになる。問題は今回は、トランプ大統領っ一人の中で、それが繰り返されるということだ。クリントンの時代の者をブッシュが巻き返すということではなく、トランプ大統領は「トランプ大統領が騙された」となるので、そのまま許すはずがない。つまりこの首脳会談がうまくゆかなければ戦争になるということを意味している。
  さあ、いったいどうなるのであろうか。

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