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宮崎駿監督の引退の衝撃

宮崎駿監督の引退の衝撃
 今日は土曜日である。
 最近、政治もあまり大きな動きがなく、国際的にもトピックが大きすぎるものがある。実際に、一回の内容で書けるものばかりではない。そのために、その内容をいかに考えるか、その背景まで書くと、太酔えばシリア情勢も中国の拡張主義も、しっかりと一度書かなければならないと考えている。そこで、なんとなく同じ内容の記事やブログが増えてきてしまっている。まさに「政治は凪」の状態である。
 このようなときは、なぜか「土曜日のネタ」が多い。これから土曜日のネタがあまり困らないのではないか。なぜならば政治が凪なので、ほかのマスコミもくだらないネタを話題性という観点から出てしまう。例えば元小沢ガールズがミスコンに出ている、とか、リング(といっても最近は会陰具という題名が消えているが)の貞子が石原環境大臣を訪ねるなど、石原環境大臣などは、久しぶりにテレビに出た感じ。しかし、その久しぶりが貞子と共演というのはなかなか笑える話ではないのか。
 さて、そのような状態いおいて、今週はビッグなド予備ネタが入ってきた。皆さんもよくご存じと思うがスタジオジブリが宮崎駿監督の映画製作からの引退を正式に、それもベネチア映画祭の会場で発表したのである。
 過去にも宮崎監督の引退がうわさされたことがある。しかし、それはテレビ番組のインタビューなどの言葉から類推する内容でしかなく、また、例えばスタジオジブリが新入社員を募集していないなどの現象的なことから言われていたのである。
 しかし、今回のように正式に発表するのは異例中の異例なのかもしれない。世界から宮崎監督の引退を惜しむ声が上がっているのである。
宮崎駿監督、『風立ちぬ』で引退 ジブリ社長がベネチアで発表【第70回ベネチア国際映画祭】
 宮崎駿監督が現在公開中の映画『風立ちぬ』をもって引退することがわかった。スタジオジブリの星野康二社長が現地時間1日、同作がコンペティション部門に出品されている第70回ベネチア国際映画祭の会見の席で発表した。
 星野社長は会見の最後に「発表があります」と切り出すと、「『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督は引退することを決めました」と明言。「来週、宮崎本人による会見を東京で開きます。したがいまして、(本日は)引退に関する質問は一切受けることができないことを了承いただければと思います。くれぐれも皆さんによろしくということです」と続けた。
 映画『風立ちぬ』は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎と文学者の堀辰雄という2人の実在した人物をモデルに、「美しい飛行機を作りたい」という夢に向かって真っすぐに生きた一人の青年の姿を描いた作品。6月24日に行われた同作の完成報告会見で宮崎監督は、自身の作品を観て初めて泣いてしまったことを「本当にみっともない監督でした」と照れながら明かしていた。(編集部・市川遥)
映画『風立ちぬ』は公開中
第70回ベネチア国際映画祭は現地時間9月7日まで開催
2013年9月1日(日)21時6分配信 シネマトゥデイ
http://news.nifty.com/cs/entame/moviedetail/cnmtoday-N0056039/1.htm
宮崎駿監督、引退へ「創造の10年」終わった?
 【ベネチア=近藤孝】日本を代表するアニメーション映画の宮崎駿はやお監督(72)が、現在公開中の最新作「風立ちぬ」をもって映画製作の一線から引退することが1日、明らかになった。
 同作品が出品されている第70回ベネチア国際映画祭での記者会見で、映画を製作したスタジオジブリの星野康二社長が発表した。長編映画の監督は「風立ちぬ」が最後となるとみられる。6日、宮崎監督本人が日本で記者会見を開く予定。宮崎監督はこれまでも引退を示唆したことがあったが、ジブリが公式表明するのは初めて。
 引退理由は明らかにしていないが、星野社長は「『風立ちぬ』の中で創造的な期間は10年しか続かないという意味のせりふがあるが、宮崎さんは『自分の10年はとっくに終わっている』と語っていた」と話した。
読売新聞2013年09月02日00時40分
http://news.livedoor.com/article/detail/8024594/
 以前、あるクリエーターと話をしたことがある。
 そのクリエーターは「自分の中をすべて出さなければ、良い作品はできない。作品は建前ではできないんだ。だから長編のそして全身全霊をかけて作ったものは、それが作り終わった時に、燃え尽き症候群ではないが、完全に自分の中が空っぽになってしまうんだよ。その時は、半分以上自暴自棄になってしまい、あとのことは完全に考えられない。極端じゃないけれども、3秒後のことも考えられないんだ。あとは少しの間受電しないと何も出てこないんだ。でも、マスコミは、そのような人にインタビューとか何とか言ってくる。その時の言葉が騒がれて、そして、それが大きく取り上げられる。作っているときの自分、充電しているときの自分、空っぽになった時の自分という三つの自分が記録されて見せられる。それが最もつらいんだ」という。
 宮崎監督はどうなのであろうか。彼は「身近な人のために映画を作る」という。それは、私が講演するときでも、だれか人の顔を見ながら、話をする。一対一で話をするように講演をするのである。少し慣れてくれば、それが複数人を選ぶのであるが、実際にそのような形で「集団」を相手に話をするのはかなり難しいのである。
 アニメを作ったこともないし、そんなに見る機会も少ない。しかし、講演と同じようなことなのかもしれない。
 その誰かという具体的な対象が徐々に自分が年を取るのと同時に相手も大人になってしまう。そして、作り終わった時の虚無感は、なかなか大きなものなのかもしれない。我々凡人にはそれが良くわからない。しかし、わからないから、他人事のように感動できる部分があるのだ。
 ジブリ作品は、素晴らしい作品が大きい。もちろんジブリは残るが、宮崎駿監督の世界観は、それを100%コピーすることはできない。特に、感覚ということでは、かなり難しいのかもしれない。現在までの宮崎駿監督の作品を見て、その世界観をもう一度見直すと、別な何かが見えるのかもしれない。

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